お父さんは サイエンスファシリテーター

お父さんは サイエンスファシリテーター

妻と子4人の6人家族。目標は、名著『ビジネスマンの父より30通の手紙』のような【書】を子ども達に残すこと!でスタートしたけれど、自分のエゴにおこがましさを感じはじめた今日この頃(笑) 小さな歩みをコツコツ積み重ね、20年後の自分が振り返った時に、幸福感に包まれるブログにしたいです。★★★「大人と子どもと科学をむすび 未来を創る」サイエンスファシリテーター。科学館で宇宙親子イベント主催。「組織の成果と個人の喜びをシナジーし 未来を創る」組織学習パートナー。組織研修ご提案。その正体は、サラリーマン★★★

副業・パラレルキャリア実践事例〈なぜ、普通のサラリーマンがライフワークで新しいキャリアをつくれたのか?〉



技術系メディア「理系エイゴ」様に
エンジニアがパラレルキャリア・副業を実践している事例として
インタビューしていただきました。


有り難いことに、私と同じ会社員や、その奥さま、また、お子さんをお持ちの父親母親のお心に響いているとのことで、日増しにご関心が増えているとお聴きしています(^_^)


〈インタビュー記事〉

souspeak.com


私がサラリーマンとして組織の中でもがきながら
「なぜ、サイエンスファシリテーターやリーディングファシリテーター(組織学習パートナー)としてライフワークでキャリア構築きたのか?」を記事にしていただきました。


普通のサラリーマン・エンジニアでも、こんな働き方・生き方 ができるんだよというヒントになると嬉しいです。

ぜひ、ご覧ください (^_^)



〈インタビュー記事〉

souspeak.com




f:id:hd_murakami:20190620221600j:plain


○●○●○●○



○●○●○●○


 
 
 

サイエンスファシリテーター®

& 組織学習パートナー 村上英範

 

◆インタビュー記事(取材:理系エイゴ様)

souspeak.com
 

Facebook

www.facebook.com
「ブログ見ました。」とメッセージくださいますと
友達申請させていただきます。

 
 
 

最後までお読みくださり、ありがとうございました(^_^)

 
 
 
f:id:hd_murakami:20180920193833j:plain
f:id:hd_murakami:20180920194233j:plain
 
 
 
☆★☆★☆★☆

☆★☆★☆★☆
 
 
 

レビュー『苦しかったときの話をしようか』 森岡毅 ・著 ダイヤモンド社 ~レゾナンスリーディングvol.79

 
 
 

【お子さんに、どんな人生を歩んでほしいですか?】

 
 
 
『苦しかったときの話をしようか
  ビジネスマンの父が我が子のために
  書きためた「働くことの本質」』

 
著者:森岡
出版社:ダイヤモンド社 (2019/4/11)
http://www.amazon.co.jp/dp/4478107823
 


f:id:hd_murakami:20190720202514j:plain


 
 
こんにちは。
サイエンスファシリテーター&組織学習パートナーの村上英範です。
いつもお読みいただきまして、ありがとうございます。
 
 
 
私が無条件に「著者買い」する森岡毅さんのご著者。
超ハードな実務体験を通して鍛えられた論旨は、
現場で働く者にとって、学者やコンサルタント
それよりも、重要な指針となります。
 
 
<参考>
 
〇前作レビュー
startup-papa.hatenablog.com
〇読書会レポート
startup-papa.hatenablog.com
〇イベント告知
startup-papa.hatenablog.com
〇イベント準備
startup-papa.hatenablog.com
 
 
 
本書は、著者が"ご自身のお子さん"に向けて
書きためた「働くことの本質」が根底にあります。
 
 
ですので、嘘偽りのないリアリティが描かれており
メッセージに"愛"がこもっていることがポイントです。
 
 
ビジネス書によくある「おべんちゃら」は一切ありません。
 
 
 

それでは、著者の森岡さんは本書を通して、
お子さん達に、何を伝えたかったのでしょうか?

 
 
 
1つは、自分自身の「軸」を作ることの重要さです。
 
 
生きていると様々な課題や厳しい現実、不安に直面します。
 
 
しかし、よく考えてみてください。
問題の本質は自分の外側ではなく
実は、自分自身の内側にあるというのです。
 
 
そこで必要不可欠となるのが
自分の中に基準となる「軸」を作ることです。
 
 
これがなければ、壁を突破するどころから、
やりたいこと(夢)が生まれることもありませんし
人生の道を選べるはずもありません。
 
 
(裏を返すと
 何となくでもやりたいこと(夢)がある人は
 その動機を深掘りしていくことで
 自分の中の「軸」を発見できるということでしょう。)
 
 
 
さらに、サラリーマンとして、
組織のしがらみに四苦八苦する立場とてして
著者の言葉に重みを感じたのはこの2点です。
 
 

無力なサラリーマンである以上は「後ろ向きな仕事」は避けられないという現実です。

 

そして、結果を出さないと誰も守れないということです。

 
 
(ん~、ですよね。ですよね。
 そうなんですよね~~滝汗)
 
 
やはりここでも「軸」を持ち続けることが大切です。
 
「軸」基準で、自分がどこで勝てるのかを熟考し
自分の強みや職能(スキル)に
努力の焦点を絞っていくことが肝要です。
 
 
これは、コントロールできない環境において
自分自身をマーケティングすることを意味します。
 
 
人生は自分で制御できないことの連続です。
 
思うようにいくことの方が少ないです。
 
 
大切なのは、屈せず、くじけず
目的の方向に向かって、絶えず成長し続けること。
 
 
私自身もそう在りたいですし、
わが子たちにもこの精神を掴んでくれることを
願わずにはいられません。
 
 
 

◆学びのポイント

 
 
①目的が見えてくる発想法
 
 具体的な"こと"から発想するのでは
 なく、"どんな状態"であれば
 自分はハッピーだろうかという
 未来の理想"状態"から発想すること
 
 
②「My Brand」で設計する
  4つのポイント

 1.Valuable
  :価値は十分強いか?
 
 2.Believable
  :信じられるか?
 
 3.Distinctive
  :際立っているか?
 
 4.Congruent
  :自分の本質と一致しているか?
 
 
③意識変化から行動変化が
  起こるまでタイムラグがある

 
 最初からすぐに買われないことを
 覚悟して、時間がかかることを
 織り込んで、変わる努力を継続
 すること
 
 


f:id:hd_murakami:20190720202551j:plain

 

◆まとめ

 
 
本作は名著『ビジネスマンの父より30通の手紙』へのオマージュです。
 
 
『ビジネスマンの父より30通の手紙』は、
私にとっても心の一冊であり、
当ブログを立ち上げる動機にもなりました。
ブログ案内文にも使わせていただいています。
 
 
私は、森岡さんのようにビジネスでの実績はありませんが
わが子達への"想い"は負けないくらい大切にしています。
 
 
私が出来るのは、語ることよりも、見てもらうことです。
 
 
押しつけはエゴです。
 
反面教師でも構いません。
 
 
私の「軸」は「将来、子ども達になって欲しい姿」を
まず父親である自分自身が実践することです。
 
 
真摯に楽しんでいる姿をもって
「大人は楽しい。働くのも楽しい。
 そして、人生は楽しい。」
こんな当たり前のことを、
じわじわ感じとってもらえれば
有り難いなぁと思っています。
 
 
「苦しさのなかには、楽しさも隠れているよ」
この人生の本質を、
親子ともども忘れずに歩んでいきたいです。
 
 
本書はこれをリアルに追体験できる一冊。
おススメです!!
 
 
 
 
☆★☆★☆★☆

☆★☆★☆★☆
 
 
 

サイエンスファシリテーター®

& 組織学習パートナー 村上英範

 

◆インタビュー記事(取材:理系エイゴ様)

souspeak.com
 

Facebook

www.facebook.com
「ブログ見ました。」とメッセージくださいますと
友達申請させていただきます。

 
 
 

最後までお読みくださり、ありがとうございました(^_^)

 
 
 
f:id:hd_murakami:20180920193833j:plain
f:id:hd_murakami:20180920194233j:plain
 
 
 
☆★☆★☆★☆

☆★☆★☆★☆
 
 
 

「組織学習パートナー」発進! こっそり【スライド】公開します。 

 
 
 
こんにちは。
サイエンスファシリテーター&組織学習パートナーの村上英範です。
いつもお読みいただきまして、ありがとうございます。


f:id:hd_murakami:20190719190947j:plain


 
 

<近況報告とこっそり【スライド】公開>

 
 
ビジネスモデルキャンバスを使った企業研修を
2社様からご依頼・ご相談いただいています。
 
 
企業様が導入される目的は
 
①事業づくり(将来的に戦略づくり)
 
②中間管理職層のマーケティングスキル&マインドをアップデート
 
③社員同士で"楽しく学ぶ体験"の共有
 
です。
 
 
業績数値をシビアに追うだけではなく
社員の成長や喜びとシナジーした結果、
組織の成果が最大化となるという
構想をされています。
 
 
私の想いと同じです。
 
 
そして、
実現化する手段として「チーミング(TEAMING)」、
私にはこれを期待されています。

 
 
<参考>
 読書会バージョンで学んだ「チーミング

startup-papa.hatenablog.com
 
 

いやぁ、すっごく嬉しいです!

コツコツ継続してきた甲斐がありました^^

 
 
 
とうことで、本業終わりに、
打合せをさせていただきました。
 
(私の本業はサラリーマンエンジニアですので(笑)


f:id:hd_murakami:20190719233330j:plain

 

 
来週に1社様の市場やビジネスモデルに
合わせたデモ版を開催し、
8月に入ってから正式に決定できればと考えています!
 
 
準備期間が1週間もないですが、
喜んでいただけるよう最善を尽くしたいです!!
 
 
会社の中に留まったままでは、
決して味わうことのできない経験に感謝です。
 


◆スライド



f:id:hd_murakami:20190719190947j:plain


f:id:hd_murakami:20190719191022j:plain


f:id:hd_murakami:20190719191031j:plain


f:id:hd_murakami:20190719191042j:plain


f:id:hd_murakami:20190719191049j:plain


f:id:hd_murakami:20190719191056j:plain


f:id:hd_murakami:20190719191745j:plain


f:id:hd_murakami:20190719191157j:plain


f:id:hd_murakami:20190719191206j:plain


f:id:hd_murakami:20190719191213j:plain


f:id:hd_murakami:20190719191220j:plain


f:id:hd_murakami:20190719191227j:plain


f:id:hd_murakami:20190719191235j:plain

 
 
 
☆★☆★☆★☆

☆★☆★☆★☆
 
 
 

<参考>ビジネスモデルキャンバスを

サイエンスファシリテーター®

& 組織学習パートナー 村上英範

 

◆インタビュー記事(取材:理系エイゴ様)

souspeak.com
 

Facebook

www.facebook.com
「ブログ見ました。」とメッセージくださいますと
友達申請させていただきます。

 
 
 

最後までお読みくださり、ありがとうございました(^_^)

 
 
 
f:id:hd_murakami:20180920193833j:plain
f:id:hd_murakami:20180920194233j:plain
 
 
 
☆★☆★☆★☆

☆★☆★☆★☆
 
 
 

レビュー『売れる脳科学』 ダイレクト出版 月刊ビジネス選書6月号 ~レゾナンスリーディングvol.78+ビジネスモデルキャンバス

 
 
 

【意外?理性より、本能が重要です!】

 
 
 
『売れる脳科学
  レプティリアン脳に売れ!』

 
 
著者:ラッセル・ブランソン
出版社:ダイレクト出版
月刊ビジネス選書2019年6月号
 
 

f:id:hd_murakami:20190718201411j:plain



 
こんにちは。
レゾナンスファシリテーターの村上英範です。
いつもお読みいただきまして、ありがとうございます。
 
 
 
 
順番が逆になってしまいましたが
月刊ビジネス選書2019年6月号
『売れる脳科学 レプティリアン脳に売れ!』
を学びました。
 
 
<参考>
すでにご紹介した月刊ビジネス選書2019年7月号

startup-papa.hatenablog.com
 
 
 
副題の「レプティリアン脳」とは
「原始脳(爬虫類脳・本能)」のことです。
この「原始脳」を刺激することで
消費者行動を促そうというのが本書のねらい、
ニューロ・マーケティングを学べる一冊です。
 
 

 
"原始脳"(訳注:実際にこのような脳の部位があるのではなく、人間の脳をその機能から分類したときに(分類方法には諸説ある)、生存に必要な呼吸などの基本機能を調整し、本能や情動を司る脳の領域を指す。主に脳幹や辺縁系がこれにあたる)と呼ばれる脳の構造が重要な役割を果たす、(中略)原始脳とは、脳の最も古い領域であり、多数の脳構造で成り立っている。原始脳は、注意(訳注:脳が多数の感覚的情報のなかから、認知するべき情報だけを選択する機能のこと)と感情を引き起こす要因をコントロールし、生存に関連する重要事項に無意識に取り組む。心のOS(オペレーティング・システム)だと考えるとわかりやすいだろう。コンピューターのインプットとアウトプットを制御する基本命令セットに似ている。通常、ユーザーはOSを変更しないのと同じように、人は原始脳をプログラムし直すことはできない。これに対して"理性脳"(訳注:原始脳と同様、実際の脳の部位ではなく、理性的な情報処理を司ることから「理性脳」と呼ばれる。主に大脳新皮質がこれにあたる)は、意思決定のプロセスに関わる。理性脳は脳の最も新しい領域であり、進化の進んだ部分である。コンピューターに譬えると、マイクロソフト・オフィスの最新版だと言える。理性脳は拡張型アプリケーションに似ており、寿命期間中に学習したり変更したりアップグレードしたりできる。この領域は認知資源(訳注:注意を向けたり情報を記憶したりするのに脳が必要とするエネルギー)を利用し、原始脳の反応を調整する役割を果たす。

 
 
私たちの意思決定や行動は、
「理性」で行っているというイメージでしたが、
実のところは、もっと奥が深そうです。
 
「本能」こそ、無視できるものではありません。
 
 
 
著者たちは、原始脳と理性脳、両方のシステムの
活動を測定することで、マーケティング
広告の刺激(メッセージに含まれる刺激要因)が
脳全体に及ぼす影響を調査しました。
 
 


その結果わかったのは、説得のプロセスをコントロールしるのは理性脳ではなく原始脳だという意外な事実だった。原始脳には言語機能はなく、ほぼ無意識のうちに活動する。人が言葉を使ってコミュニケーションを図るようになるずっと前から存在していたのだ。

 
 
原始脳は、脳構造の最も古い領域であり、
説得のプロセスにおいて決定的な役割を果たす
ということが判明したのです。
 
 
しかしながら、実際のところ
私たちの発信するメッセージは
理性脳を対象としたものが多いのではないでしょうか。
 
原始脳へのアプローチを意識することは
あまりないのではないでしょうか。
 
 
そこで本書を読むと、私たちの「注意」「感情」「記憶」
「判断」「意思決定」といった生存に関連する重要事項を
制御している脳の様々なプロセスが、
消費者の「購買判断」にどのように影響していて、
どのように活用すれば「購買行動」を高められるのかを
理解することができます。
 
 
 
余談になりますが、私が本レビューで活用している
「レゾナンスリーディング」という手法。
特徴の1つが、原始脳(本能)と理性脳(理性)の
性質を応用した読書法になります。
 
(レゾナンスリーディングは、脳科学認知心理学
 物理学、教育学から実証が試みられています。)
 
 
さらに「レゾナンスファシリテーター」は、
セミナーやワークショップ・読書会などの学習環境で
脳の性質にアプローチすることで、学習を加速させ、
創発する場を作るファシリテーション技術です。
(実践・数稽古で研鑽中です!)
 
ですので、私のイベントにご参加された方の感想は
普通のセミナーやワークショップと比べて
「いつもより深く学べ、自身の体験と共鳴できました!!」
とお喜びいただけることが多いと感じています。
 
ご関心のある方は、一度ご体験くださいね^^
 
 
と、余談はここまで m(_)m
 
 
 
私としては脳科学に対して前述のような背景もあり、
本書から必要な情報や知識を補完することができました。
 
読み物としてもおもしろいですし、
体系化されているので、使いやすそうです。
 
 
マーケティングがメインのテーマですが
原始脳へのアプローチは、
人間関係や組織づくり、ファシリテーションなど
色々な場面で有用ではないでしょうか。
あなたの「目的」や「状況」に合わせて、
読み換えながら学ぶことをおすすめしたいです。
 
 
 

◆学びのポイント

 
 
①説得力を高める6つの刺激
 
 1.個人に関わる刺激
  :相手の悩みや痛み(問題点)に
   関連づける。
 
 2.対比できる刺激
  :最適な選択肢が明白にわかるように
   2つの状況を比較することで、
   相手の意思決定を促進できる。
 
 3.具体的な刺激
  :処理流暢性を高め、相手の原始脳で
   主張の正当性を確かめることが
   できるようにする。
 
 4.記憶に残る刺激
  :努力をしなくても、記憶し、
   思い出せるようにする。
   相手の意思決定を促進するように
   メッセージの一部を符号化する。
 
 5.視覚的な刺激
  :原始脳は視覚が優位に働くため、
   まずは情報を確認して、それを
   意思決定プロセスに組み入れる。
 
 6.感情的な刺激
  :メッセージより高い認知機能に届け、
   相手の意思決定を作動させる。
 
これらを最適化することでメッセ―ジの効果を高める。
 
 
②痛みを見つけ、診断する
 
 お客様の痛みは何か?
 その原因は3つに分類できる。
 
 1.金銭的な痛み
  :収入の損失、利益の低迷、
   投資利益率の悪化など財政的な
   要素に関連する。
   一般的に、目に見えやすく、
   容易に測定できる。
 
 2.戦略的な痛み
  :製品やサービスの開発、製造、
   販売、発送などに関わるビジネス
   リスクをもたらす。
   品質の低下、生産効率の低下、
   顧客満足度の悪化、低いブランド
   認知など。
   目に見えやすいものではなく、
   簡単に測定できるわけでもない。
 
 3.個人的な痛み
  :購買判断に影響する否定的な
   感情で構成される。
   強いストレス、仕事への不安感、
   長時間労働など。
 
上得意客と徹底的に対話をすることで
効果的に見つけることができる。
 
 
③効果的なメッセージを作る
 6つの「説得の元素」

 
 1.つかみ
  :言葉だけで宣伝するよりも、
   感情的な反応をすぐに引き起こす
   ため、相手はあなたの製品や
   サービスに脳のエネルギーを
   向けることができる
 
 2.主張
  :あなたの価値提案を採用すべき
   理由を3つにまとめる。
   メッセージの構成を明確にする。
 
 3.全体像
  :あなたの価値提案がどのように
   影響するかをグラフィカルに
   表現する。視覚的な刺激は
   原始脳を活性化させるため、
   俯瞰的に示す。
 
 4.ベネフィットの実証
  :原始脳はあまり進化していない
   うえ、疑い深いため、
   簡潔だが確固たる証拠で
   価値を効果的に示す。
 
 5.反論のリフレーミング
  :相手のネガティブな感情や
   反論を、理論によって
   取り除くことは難しい。
   リフレーミングによってポジティブ
   な感情を生み出すように努める。
 
 6.締めくくり
  :一貫性の影響を利用する。
 
説得の元素のインパクトをさらに高めるには
7つの「説得の触媒」を組み合わせるとよい。
 
 

f:id:hd_murakami:20190718201621j:plain


 

◆まとめ

 
 
本書をビジネスモデルキャンバス(BMC)で表現すると
脳科学を駆使した顧客との関係づくり」
ではないでしょうか。


f:id:hd_murakami:20190718201656j:plain


 
原始脳へのアプローチを強化し(KA)
顧客との関係(CR)を大きく刺激します。
自身のバリュープロポジション(VP)が
最も良く伝わり、収益(R$)を飛躍させる。
 
BMCの右半分のマーケティング部分を
強化できる教養的実用書といえます。
 
 
最先端の説得の脳科学
ご自身のビジネスや生活に活用したい方に
おすすめしたい一冊です。
 
 
 
 
☆★☆★☆★☆

☆★☆★☆★☆
 
 
 
 

サイエンスファシリテーター®

& 組織学習パートナー 村上英範

 

◆インタビュー記事(取材:理系エイゴ様)

souspeak.com
 

Facebook

www.facebook.com
「ブログ見ました。」とメッセージくださいますと
友達申請させていただきます。

 
 
 

最後までお読みくださり、ありがとうございました(^_^)

 
 
 
f:id:hd_murakami:20180920193833j:plain
f:id:hd_murakami:20180920194233j:plain
 
 
 
☆★☆★☆★☆

☆★☆★☆★☆
 
 
 

〈息子 編〉三男がボールを持って逃走するので、次男もこまったちゃんポーズ(笑)

 
 
 

【娘が「女子会」と称し、ママとイオンへ行ってしまったので】

 
 

下の子2人と公園へ遊びに行きました(^_^)

 
 
どうやら次男は幼稚園のサッカー教室に入りたいようです。
 
 
そこで、ボールの蹴り合いっこをしました。
 
 
ところが、いざやってみると、、、




f:id:hd_murakami:20190717191903j:plain


 
三男がボールを強奪。
 
ボールを持って逃走。

 

もう、ハンドの嵐です!!

 
 

ボールを取り返そうとすると
 
大泣きをはじめるので、取り返せません(汗)

 
 
さすがに次男もあきらめ、こまったちゃんポーズ(笑)


f:id:hd_murakami:20190717191939j:plain

 
 
ともあれ弟から無理に奪おうとしなくなった次男。
 
お兄ちゃんらしくなっています。
 
成長を垣間見れた嬉しい時間でした。
 
 
 
ちなみに、長男は朝から塾です。。。
 
お、お疲れさまです。

 
 
 

レビュー『OPPORTUNITY チャンスを見つける19の法則』 ダイレクト出版 月刊ビジネス選書7月号 ~レゾナンスリーディングvol.77

 
 
 

【メンタルモデルを体系的にまとめてほしい 】

 
 
 
『OPPORTUNITY
  チャンスを見つける19の法則』

 
 
著者:エベン・ペーガン
出版社:ダイレクト出版
月刊ビジネス選書2019年7月号
 


f:id:hd_murakami:20190716174437j:plain


 
 
こんにちは。
レゾナンスファシリテーターの村上英範です。
いつもお読みいただきまして、ありがとうございます。
 
 
 
あなたにとって「チャンス」とは何でしょうか?
 
「チャンス」…、私もこの言葉に対して
そこまでしっかり考えたことはありませんでした。
 
 
〇チャンスとは何か、どんな働きをするのか、どこで見つければいいのか?
 
〇チャンスを生かす能力に、感情がどんな影響を与えるのか?
 
〇ビジネス、お金、健康、幸福、人間関係の分野で、より多くのチャンスを見つけるには?
 
〇人生最大のチャンスを発見するには?
 
 
私たちが生きる世界は、変化が加速し、不確かさが増しています。
だからこそ、チャンス理解することが人生成功の鍵だと著者は言います。
そのためには物事の仕組みを考える新しい視座・思考が必要であり
体得できれば、人生のチャンスの量と質を高めことに繋がります。
 
 
著者の提案を別の表現であらわすと「成功する起業家のマインド」ではないでしょうか。
 

起業家はビジネスチャンスを探し、最高のチャンスを選んで行動し、試し、価値あるビジネスに育て上げてお金や資産を増やせば、世の中に貢献できるというモデルのなかで生きていいる。

 
この視座を、自身のビジネスや家庭など生きる環境すべてで使えるようにしよう、
新たな観点で物事を見直し、これまでにない価値の可能性をつくろう。
チャンスが起きるきっかけは日常の中にたくさん転がっていて、
大切なのは、見方・思考・感情なのです。
 
つまり本書を読めば、「チャンス」という目には見えない
不確かなものの確度を上げることができるということですね。
 
 
 
ちなみに、原題は『OPPORTUNITY』、「チャンス」と訳されています。
 
似た表現で有名なのが「運の利益率(Return On Luck)」ではないでしょうか。
 
『ビジョナリー・カンパニー4 自分の意志で偉大になる』で出てくる考え方です。
 
www.amazon.co.jp
 
 
「運の利益率」とは、幸運/不運が起こった際に
そこからどれだけ「利益(メリット)」を得ることができたか
という指標です。
 
 

人生は確かなことは何もない。
しかし、不確実な未来に備えて戦略を立てることはできる。
(ジム・コリンズ)

 
『ビジョナリー・カンパニー4』の前提も同じですね。
 
 
しかし、重要なポイントとしてあげられるのが
「運」と「運の利益率」はまったく異なる概念だということです。
 
私たちには「自らの行動と無関係に起きるイベント」が起こります。
すなわち「運」に遭遇した際に、自らの意志でイベントを選択し、
すぐに行動に移し、適切な意思決定を続けることが
「運の利益率」を上げることにつながるのです。
 
 
『OPPORTUNITY』はこの「運」に対してのアプローチが
少し弱という印象を持ちました。
 
リアルな実例もなければ、
著者の成功体験もありません。

サブタイトルで「法則」とするのも
売上ねらいの無理さを感じます。


私的には、本書は『ビジョナリー・カンパニー4』の副読本的な位置づけです。
 
 
弱いと感じた理由は他にもあります。
再現性や実用性をそこまで感じれなかったところです。
書籍価格からしても、もう一押し欲しいですね。
 
 
もちろん本書には大切な視座が書かれています。
ですが、「チャンス」という切り口でまとめられた
ビジネス寄りの自己啓発書というのが私の所感です。
 
 
『ビジョナリー・カンパニー4』の方がよりリアルです。
 
 
 

◆本書の主な内容

 
〇チャンスととは何か?
――物事を新たな視点で見直し、これまになり価値の可能性を創造する
 
 
〇学ぶ
――成功を実現したければ、創造的宇宙という考え方を身につける必要がある
 
 
〇メンタルモデルを持つ
――出会うチャンスが増大し、さまざまな分野で成功できる秘訣
 
 
〇成長マインドセットのススメ
――あまり注目してこなかった分野で学び、変化する力を伸ばす
 
 
〇チャンスに気づく
――幸運な人はより多くの幸福と成功を手にしている
 
 
〇世界の新たな見方
――チャンスの世界全体への扉を開くのは、ものの見方の組み合わせである
 
 
〇見積もる
――増加するチャンスの価値を審査する方法
 
 
〇選択と交渉
――ストレスなく効率的に意思決定をするためのマインドセット
 
 
〇デザインする
――創造性を鍛えれば、チャンスの量と質を高められる
 
 
〇検証する
――アイデアがうまくいくかはテストしてみなければわからない
 
 
〇進化
――バージョンアップして規模を拡大する
 
 
イノベーション
――より高いチャンスを生むための聖杯
 
 
〇充実した人生を創造する
――インスピレーションにしたがって複数のプロジェクトを始める
 



f:id:hd_murakami:20190716174609j:plain

 
 

◆まとめ

 
 
ダイレクト出版さんは、
小見出しの作り方↑ がいつも上手なので
これだけ目にするとすごくワクワクするんですけどね。
 
しかし、如何せん実践的な事例は少なく感じ
全体的にどこかフワッとしたまま読了してしまいました。
  
もし「メンタルモデル」について体系的にまとめられていると
それだけでも使い勝手の観点から印象は変わったと思います。
 
 
悪い本とは思いませんが、
ちょっと私には合いませんでした…、ごめんなさい。。。
 
 
 

◆おまけ

 
 
カバーのイラストはとっても楽しく、中身もカラフルです。
一方で、帯には、定番の著名人の推薦文などありません。
 



f:id:hd_murakami:20190716174631j:plain


 
 
 

サイエンスファシリテーター®

& 組織学習パートナー 村上英範

 

◆インタビュー記事(取材:理系エイゴ様)

souspeak.com
 

Facebook

www.facebook.com

「ブログ見ました。」とメッセージくださいますと
友達申請させていただきます。

 
 

最後までお読みくださり、ありがとうございました(^_^)

 
 
 
☆★☆★☆★☆

☆★☆★☆★☆
 
 
 
f:id:hd_murakami:20180920193833j:plain
f:id:hd_murakami:20180920194233j:plain
 

★明日7/13 (土) 22時 放送「ぱぴぷぺパパ4.0」→ 月1コーナー「村上英範のスーパーサラリーマンと話そう!」→ 世の中の モヤモヤしているサラリーマン、略してモヤリーマン必聴の回です!

 

2019/7/13 (土) 22:00放送

『ぱぴぷぺパパ4.0』



●○●○●○●○●○●○●○●○●○
ゆめのたね放送局 「ぱぴぷぺパパ4.0」
関西チャンネル 土曜日 22:00 - 22:30

http://www.yumenotane.jp/kansai-sat

関西チャンネルの「► 再生」をクリック!

●○●○●○●○●○●○●○●○●○



パー


パー


パーー


ぱぴぷぺ パパ

 

 



【世の中の モヤモヤしているサラリーマン、略してモヤリーマン必聴の回です! 】




絵描きのパーソナリティー 橘ナオキ がおくるラジオ番組「ぱぴぷぺパパ4.0」
月1コーナー「村上 英範のスーパーサラリーマンと話そう!」






◆コンセプト
「サラリーマン」という枠組みを超えて、会社の外で自分の世界を創る「スーパーサラリーマン」。その魅力と遊び心とエネルギーを発信し、「自分の殻を打ち破る楽しさ」をお届けします!


第13回ゲストは 奥田拓也 さんです!




f:id:hd_murakami:20190712213313j:plain



日本が誇る超大手企業の半導体エンジニアの奥田さん。


私がFacebookでいつも刺激を受ける方です。

奥田さんは「TOCfE」という問題解決の思考ツールを
ワークショップなど学習の場を通して、
社外に、そして社内で広げられています。

・むつかしくいえば「論理的思考」
・やさしくいえば「考えるとはどういうこと?」

大人だけでなく、子どもにも分かりやすく伝え
親子で一緒に学ぶ機会を創られているのです。

私 サイエンスファシリテーターも同じ志!
共鳴しまくりです。


奥田さんは「TOCfE」を身につけるれば
人間関係の対立もなくすことができるとおっしゃいます。
共通の目指すべきものが見つかるからです。
(他にもたくさんあります!)


ビジネス、職場、夫婦、親子。
私たちの人生の90%は人間関係ですから
めちゃくちゃ大切な考えですよね。


ですので、みんなが知っておくと
世の中の様々な問題解決がすごく進みます。


そんな問題解決の思考ツールを
身近な事例や、4コマまんがも交えながら
笑顔でファシリテーションされる奥田さん。

参加者の方が、自分で解決手段を見つけた瞬間の
表情がたまらない~とおっしゃいます。


わかります、わかります。



それにしても、
半導体エンジニアの道を歩まれているなかで
なぜ、この活動を始められたのでしょうか??

さらには、4年間も継続されているとのこと、
その継続性の秘訣はいったい何だと思われますか?


これが、今回の聴きどころの1つです!

〇ビジネス、職場、家庭、親子。人間関係を良くしたい!


〇働きやすい職場をつくりたい!
 チームの成果を上げたい!


〇好きなことを継続できるコツを知りたい!


〇毎日を楽しくイキイキとすごしたい!



モヤモヤをフッとばしたい方は、
ぜひぜひ、放送にてお確かめください



とくに世の中の モヤモヤしたサラリーマン 略して モヤリーマンの方にはお聴きいただきたいです(^_^)




<今回の聴きどころ>

① なぜ、嫌な職場・嫌な仕事が、楽しくなったのか??

② 喜びが"はやる気持ち"を生み、自律自走ができる!

③ 目指すは「世界平和」!


今回も「ぱぴぷぺパパ4.0」の新コンセプト
「自分の生きる世界を、自らの手で創造する。
 Create the wonder land.」

を体現している内容となっています!


あなたならではの視点で、何かを掴みとってみてください。

ぜひとも、お聴きいただきたいです (^_^)


ということで、
7/13(土) 22:00からは『ぱぴぷぺパパ 4.0』
ゆめのたね放送局の関西チャンネルでお楽しみください。


お聴き逃さぬよう、アラームの設定をくださいネ(笑)


f:id:hd_murakami:20190712213349j:plain




●○●○●○●○●○●○●○●○

ゆめのたね放送局 「ぱぴぷぺパパ4.0」
関西チャンネル 土曜日 22:00 - 22:30
www.yumenotane.jp

関西チャンネルの「► 再生」をクリック!

●○●○●○●○●○●○●○●○

「ぱぴぷぺパパ4.0」ってどんな番組?
www.yumenotane.jp

コンセプトは「Create the wonder land.」
自分の生きる世界を、自らの手で創造していきましょう!

●○●○●○●○●○●○●○●○



 
f:id:hd_murakami:20180426103853j:plain
 


○●○●○●○

○●○●○●○



サイエンスファシリテーター®

& 組織学習パートナー 村上英範

 

◆インタビュー記事(取材:理系エイゴ様)

souspeak.com
 

Facebook

www.facebook.com

「ブログ見ました。」とメッセージくださいますと
友達申請させていただきます。

 
 

最後までお読みくださり、ありがとうございました(^_^)





○●○●○●○

○●○●○●○



f:id:hd_murakami:20180426103853j:plain

 

【 駆け抜けろ!】プロフィール写真 撮影会 in 大阪




レゾナンスファシリテーター養成講座にて、メンバーの皆さんと一緒に、先生にプロフィール写真を撮影していただきました (^_^)


自分の写真をたくさん貼ってもキモいだけなので、楽しく面白い写真だけを載せたいと思います。


場所は大阪市内です(笑)




f:id:hd_murakami:20190708190248j:plain
10回ぐらいダッシュしました(滝汗)
年なので太ももパンパン 汗ダクダクです。




f:id:hd_murakami:20190708190258j:plain
もちろん、イメージは石原裕次郎です!



f:id:hd_murakami:20190708190306j:plain
私世代より上の方は音楽が流れてくるのではないでしょうか(^_^)



撮影の最中、メンバーのおひとりが口にされた言葉が、とてもとても印象的でした。


「海外にいるわけでもない。旅行をしてるわけでもない。いるのは大阪市内。やってるのはセミナー。それにも関わらず、心から、楽しい。こんな非日常を体験するのは、人生で初めて。ほんとうに幸せ。」




その言葉を耳にして、胸があつくなりました。


自分も同じ時間、同じ体験を共有しているんです。


こんなに豊かなことはありませんよね。


遊び心溢れる撮影会。
ほんとうに幸せな時間でした。



◆おまけ


走ってる写真をFacebookプロフィール画像にしたところ、なんと、大喜利がはじまりました(笑)
m.facebook.com

皆さんに喜んでいただき光栄です☺




☆★☆★☆★☆

☆★☆★☆★☆
 
 
 

サイエンスファシリテーター®

& 組織学習パートナー 村上英範

 

◆インタビュー記事(取材:理系エイゴ様)

souspeak.com
 

Facebook

www.facebook.com

「ブログ見ました。」とメッセージくださいますと
友達申請させていただきます。

 
 

最後までお読みくださり、ありがとうございました(^_^)

 
 
 
☆★☆★☆★☆

☆★☆★☆★☆
 
 
 
f:id:hd_murakami:20180920193833j:plain
f:id:hd_murakami:20180920194233j:plain
 
 
 

〈娘 編〉Facebookの「思い出」機能が嬉しすぎる♥

        

    

Facebookの「思い出」機能

    

過去に投稿した記事や画像が

「◯年前のこの日」と上がってきます。

   

これ、とっても好きな機能です(^_^)

  

   

今日は5年前の娘が上がってきました。

 


f:id:hd_murakami:20190704231846j:image

f:id:hd_murakami:20190704231904j:image
 

 

ち、ちっちぇ~ 😍

 

 

子どもの画像が予想外の

タイミングで上がってくると

ほんと たまりません!

 

 

そして、

今ではこんなに大きくなりました。

 


f:id:hd_murakami:20190704232040j:image

   

ママとお料理をするのが大好き。

 

ダンスをならうのが大好き。

 

友だちと遊ぶのが大好き。

 

元気に成長してます。 

とてもとても有り難いです。

 

 

 

三部作③ レビュー『知の越境法 「質問力」を磨く』 池上彰・著 光文社 ~レゾナンスリーディングvol.76 +池上さんのビジネスモデルキャンバス

 
 
 

【ピンチはチャンス。左遷もチャンス。さぁ、越境しよう!】

 
 
 
『知の越境法
 「質問力」を磨く』

 
 
著者:池上 彰
出版社:光文社 (2018/6/13)
http://www.amazon.co.jp/dp/4334043593
 
 

f:id:hd_murakami:20190704215104j:plain



 
こんにちは。
サイエンスファシリテーター&組織学習パートナーの村上英範です。
いつもお読みいただきまして、ありがとうございます。
 
 
 
2019年7月4日。
 
ビジネスでは、1クォータが終わりました。
令和になって2ヶ月が過ぎました。
 
 
時間はあーっという間に流れていきますが、
人によっては停滞感を感じる時期かもしれません。
 
 
私も停滞感を感じている1人です。
その影響か、最近の本レビューが偏っている気がしています(汗)
startup-papa.hatenablog.com
startup-papa.hatenablog.com
 
 
本日も同系列の本レビュー投稿となります。
が、先の2つと合わせて、
「仕事の壁を突破する」三部作の完結編ということで
ご容赦いただけると幸いです(笑)
 
 
さて、三部作のラストを飾るのは『知の越境法 「質問力」を磨く』
著者は池上彰さんです。
 
 
内容はタイトル通り、自分の守備範囲から「越境」することで
いかに「自己拡張」していくかがテーマとなります。
 
 
その方法の1つとして、ご自身の経験をベースとした
池上流「質問力」の磨き方が展開されます。
 
 

「愚かな質問はない。あるのは愚かな答えだけだ。」
変な質問をして、愚かだと思われるのが嫌で、質問自体を抑え込んでしまうのは、成長機会を奪うばかりか、その質問をすることで周りの人も賢くなる機会を奪うことなるのです。

 
 
質問は、「虚」を「実」に変えることができます。
質問は、自分も相手も謙虚に成長させてくるのです。
 
 
というように、「質問力」が「越境」「自己拡張」の肝となるのです。
 
一方で、私としては、池上さんのそのバックボーンである「左遷」が引っ掛かり、そこを中心に
読みました。
 
 
 
あなたは「左遷」という言葉から、どのようなイメージを抱きますか?
 
 
1つは、言葉の通りの意味ととれます。
 
加えて、この投稿では「停滞した職場」や「閉塞感ただよう組織」
という環境にまで広げて使いたいと思います。
 
 
というのも、私自身も新しい職場に異動してから3ヶ月間。
近ごろでは、職場の嫌~な部分たくさん目に入るようになり
異動当初のキラキラした気持ちが、くすんできています(汗)
 
 
そこで、ここ数日間、マインドをリセットしたいと考え
選書し、学んでいます。
 
 
繰り返しのご紹介になりますが、
本日の「講師」は、池上彰さん(のご著書)になります。
 
 
池上彰さんは、ご自身の転機として「左遷(受け身の越境)」を挙げられています。
 
NHKニュース記者から「週刊こどもニュース」に移られた事です。
 
 
しかし、その時に腐らずに「受け身の越境」を「自発の越境」へと変換されました。
 
子どもにもわかるように「伝え方」を磨かれました。
 
それが「わかりやすく伝える」というご自身のキーリソースに成り、
ブランディングとなったのです。
 
 

f:id:hd_murakami:20190704215705j:plain


 

私が本書でポイントと考えるのが、
「左遷」は「越境」であると再定義されたところです。
 
 

「受け身の越境」というと、仕事の上では「左遷」と表現されることが多いでしょう。でも、「左遷」だと思えば左遷になるし、「絶好の越境のチャンス」と考えれば、業務分担の壁を軽やかに飛び越えることができるのではないかと思うのです。

 
すなわち、腐らずに、意欲を持って学び直せるかが鍵になります。
 
そして、その時は、ムダで辟易するような事も、
人生においては、後で「生きてくる」とおっしゃいます。
 
 
 
ちょっと脱線しますが、
スティーブ・ジョブズもこのような言葉を残されています。
 
「先を見越して点と点をつないでおくことはできない。
 過去を振り返ってつなぐことしかできない。
 だから、いつか何らかの形でつなげられるのだと
 信じていなければならない。」

 
 (私のメンターが愛する言葉です。)
 
 
今は不安や不満で、意味を見出せない「点」かもしれません。
しかし、人生において後から振り返ると、
意味ある「線」にすることができるのです。
自分を信じるとは、自身の弱い心を越境することではないでしょうか。
 
 
 
話しを戻しますね。
 
 
自分を信じて「自発の越境」をすると、
つまり、意欲を持って学び直す意志を持つと
やがて内面に4つの変化が訪れるとのことです。
 
 

1.知らないということを知る。「無知の知」(こどもの視点)。

2.知らないことを知って、停滞を破る(未知の人や土地に越境する)。

3.離れているものどうしに共通点を見出す。

4.知らないことを知ることで多数の視点を持つ。自分を相対化する。

 
これが越境の醍醐味です。
 
 
とくに「自分を相対化する」は、
以前の投稿でも語った「客観視」の土台になると考えます。
startup-papa.hatenablog.com
 
 
ここで「相対化」をググると次のように説明されています。
 
 
「一面的な視点やものの見方を、それが唯一絶対ではないという風に見なしたり、提示したりすること。」
 
 
他の何か、他の誰かと単純に比較して、ランク付けする見方ではありません。
感情は付与せず、全体や周囲との関係性から、自分自身を見直す、俯瞰することです。
 
 
池上さんは「相対化」の大切さを、会社組織において次のように述べられています。
 
 

自分にとって異なる文化と接すること。自分が属している組織に異質な存在を送り込むこと。そえによって多様性を生み出すこと。
自分を、そして組織を活性化するには、それが必要なのではないでしょうか。
越境の意味はそこにあると考えます。進歩が止まった。どうも淀みがちだ。すっきりしない。そう思ったときに、ちょっといつもの道を外れ、隣の道を進んでみる。角度が変わっただけで風景が違って見えます。

 
 
自身の固定観念や先入観を越境することで、
これまでの自分や、自分がいる環境を客観的に判断できるようになります。
 
そして、立場の異なる仲間の想いを理解しようとする姿勢が生まれるのです。
 
 
 
しかしながら、現実問題として、越境者の少なさも懸念されています。
 

残念ながら、現実には自分の枠を越えようとしない人が増えている印象です。

 
 
その対策が本書。
殻を打ち破るために、「越境のススメ」があります。
 
 

目の前の高い壁を乗り越えるのは大変でも、自分の横にある壁は、簡単に飛び越えることができるかもしれません。隣へ越境してみよう。これが、「越境のススメ」なのです。

 
 
「事実は1つ、捉え方は無限大」
 
視座を広げて、日常からはみ出せば、
仕事も人生ももっとおもしろくなると信じます。
 
 
いかがでしょう。
あなたは越境しますか? それとも、現状維持ですか?
 
 

f:id:hd_murakami:20190704215213j:plain


 
 
☆★☆★☆★☆

☆★☆★☆★☆
 
 
 

◆一緒に読むと深まるレビュー・投稿


startup-papa.hatenablog.com
startup-papa.hatenablog.com
startup-papa.hatenablog.com
 
 
f:id:hd_murakami:20181218223430j:plain
f:id:hd_murakami:20190212184430j:plain
 
 
 

サイエンスファシリテーター®

& 組織学習パートナー 村上英範

 

◆インタビュー記事(取材:理系エイゴ様)

souspeak.com
 

Facebook

www.facebook.com

「ブログ見ました。」とメッセージくださいますと
友達申請させていただきます。

 
 

最後までお読みくださり、ありがとうございました(^_^)

 
 
 
☆★☆★☆★☆

☆★☆★☆★☆
 
 
 
f:id:hd_murakami:20180920193833j:plain
f:id:hd_murakami:20180920194233j:plain