お父さんは サイエンスファシリテーター

お父さんは サイエンスファシリテーター

妻と子4人の6人家族。目標は、名著『ビジネスマンの父より30通の手紙』のような【書】を子ども達に残すこと!でスタートしたけれど、自分のエゴにおこがましさを感じはじめた今日この頃(笑) 小さな歩みをコツコツ積み重ね、20年後の自分が振り返った時に、幸福感に包まれるブログにしたいです。★★★「大人と子どもと科学をむすび 未来を創る」サイエンスファシリテーター。科学館で宇宙親子イベント主催。「組織の成果と個人の喜びをシナジーし 未来を創る」組織学習パートナー。組織研修ご提案。その正体は、サラリーマン★★★

レビュー『ストーリーブランド戦略』 ダイレクト出版 月刊ビジネス選書2018年4月号 ~レゾナンスリーディングvol.34

【ビジネスにストーリーが活用されるワケ】


『ストーリーブランド戦略』

 著者:ドナルド・ミラー
 出版社:ダイレクト出版
 月刊ビジネス選書2018年4月号



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こんにちは。
レゾナンスファシリテーターの村上英範です。
https://resonance-murakami.peatix.com/
いつもお読みいただきまして、ありがとうございます。


ダイレクト出版さんの
月間ビジネス選書2018年4月号

『ストーリーブランド戦略』

帯には、
「人々が買うのは、最高の商品ではなく、
 一番わかりやすい商品だ!」
と銘打ってあります。


◆なぜ、ストーリーが必要なのか?


ブランディングマーケティングにおける
ストーリーの重要性とは何でしょうか?

そこには時代の変化を見落としがちな
企業がついつい陥りやすいワナがあるとのことです。


企業が犯す間違い①

商品やサービスが消費者の
存続(サバイバル)にどう有利に働くか、
成功にどう役立つのかを語っていないこと。
優れた物語は、肉体、感情、人間関係、
精神の存続(サバイバル)に焦点を合わせている。


企業が犯す間違い②

商品やサービスを理解してもらうために
消費者にたくさんのカロリーを
消費させてしまっている

つまり、雑音が多い。


人間を生物として捉えると
生き残るため、成功するために
役立つ情報を、カロリーをたくさん消費させずに
伝えることが大切となる。

表現を変えると
史上最も情報過多な時代に、
雑多な情報に埋もれることなく
マーケティングを行わければならないのです。

内容がシンプルで予測しやすいほど
脳は情報を消化しやすくなるからです。

物語が役に立つのは、
それが意味を与える仕組みだからです。

それにも関わらず、
簡潔に伝えるための原則が
これまで語られてこなかったのです。


実のところ、
私たちは単に商品を
市場を出す機会を競争しているのではない。
自社の商品が消費者にとって必要である
理由を伝える競争をしている。


それゆえに
「人々が買うのは、最高の商品ではなく、
 一番わかりやすい商品だ!」
となります。


◆存続(サバイバル)とは何か?


それでは、
存続(サバイバル)とは何でしょうか。


本書では、
消費者の存続(サバイバル)に
関する願望を選ばなければならない
とあります。

本書ではこの存続(サバイバル)を
安全・健康・幸福でありたい、
強くありたいという人間の根源的欲求としています。

①金銭的な節約

②時間の節約

③社会的つながりの構築

④社会的地位の獲得

⑤資源の蓄積

⑥思いやりを発揮したいという人間本来の欲求

⑦意義への欲求

これら人間の根源的欲求に
ノイズがのらずに伝えられるのが
ストーリーの力です。



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◆ストーリーブランドとは?


例えば
スターウォーズ』や『ハンガーゲーム』の
といった映画作品があります。

こういった物語のプロットに倣い
物語の根幹をなす7つの要素を
ビジネスに転用します。

ストーリーブランド・フレームワークには
7つの要素(下記①~⑦)を用い
ひとつひとつ

下記を読む際に
物語(例えば『スターウォーズ』)と
ご自身の商品をイメージしてみてください。


①主人公
 基本原則1:
 商品やサービスではなく
 消費者を主人公にする


②問題の特定
 基本原則2:
 消費者が買うのは外的問題に
 対する解決策でなく、
 内的問題の解決策である


③導き手の登場
 基本原則3:
 消費者が求めているのは
 もうひとりの主人公ではなく、
 導き手である


④計画の提示
 基本原則4:
 消費者が信頼するのは
 計画を提示できる導き手である


⑤行動喚起
 基本原則5:
 行動を促されない限り。
 消費者は行動しない


⑥回避したい失敗
 基本原則6:
 人間は悲しい結末を
 避けようとする


⑦成功する結末

 基本原則7:
 商品やサービスの価値を
 推測してもらおうとせず、
 必ず言葉にして伝える


7つの要素を自身の
ビジネスや商品・サービスで考えます。

会社のメッセージを
紙1枚に整理したものが
ブランドスクリプトになります。

ブログ画像「レゾナンスマップ」の
一幕目にある図のようなまとめ方です



◆最後に/まとめ

本書はストーリーを扱うことを
体系的にまとめられているので
実用性は高いと感じました。

一方で、
個人的な側面からすると
新鮮味は少ないものでした。

私が学んでいる
「レゾナンスリーディング」の
マスター講座では、
「EMPOWERの法則」
をを学ぶことができます。

この「EMPOWERの法則」の方が
あきらかに実用性が高すぎるんです。

ブランディングだけではありません。
マーケティングやライティング、
小説を自身の行動計画に展開する、など。

これを体験してしまっているので
本書は物足りなく感じてしまいます。


しかしながら、本書は
「ストーリーブランド戦略」として
別の視点から体系的で実用性はあるので


◆ご参考

顧客戦略では、
この本も手軽で使いやすいです。
startup-papa.hatenablog.com

※レビュー長いです。笑


◆関連:ダイレクト出版さんのレビュー

startup-papa.hatenablog.com

startup-papa.hatenablog.com

startup-papa.hatenablog.com

startup-papa.hatenablog.com

startup-papa.hatenablog.com



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◆おまけ◆

本ブログで活用しているレゾナンスリーディングとは??
★レゾナンスリーディング入門講座(講師:村上 英範) - お父さんは サイエンスファシリテーター

 
5月27日 入門講座
レゾナンスリーディング(講師:村上 英範) | Peatix

◆ここまで◆

 

最後までお読みくださり
ありがとうございました (^_^)


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