【本業で成果を出さねば!とあらためて「決断」(笑)】
『決断
会社辞めるか辞めないか』
(中公新書ラクレ 660)
著者:成毛 眞
出版社:中央公論新社 (2019/6/6)
http://www.amazon.co.jp/dp/412150660X
こんにちは。
サイエンスファシリテーター&組織学習パートナーの村上英範です。
いつもお読みいただきまして、ありがとうございます。
と、冒頭ご挨拶で「サイエンスファシリテーター&組織学習パートナー」と名乗っていますが、私の実態はサラリーマンです。
一日の大半は会社員として送りながら、8つのパラレルキャリア(ライフワーク)を歩んでいます。
そして、妻と子ども4人の6人家族。仲良く、幸せな家庭だと感じています。
そんな私は2019年1月に「決断」をしました。
「会社員でいること」を決断しました。
独立も考えましたが、いったん保留しています。
主な理由はこのような感じです。
エンジニアということもあり、この2つは魅力的。
〇企業規模によるリソース
〇大きな市場、多くのお客さま
最も大切な
〇6人家族を支える当面の収益源
そして近い将来を見据えた
〇サラリーマン兼「〇〇」というブランディング
ちなみに「今の会社」が好きではない理由です。
×しがらみ、非生産的な時間の多さ
×新しいチャレンジをしにくい環境
×社内での「やりたいこと」が減ってきている
×共通言語をつくれない
(⇒この理由は本書で分かりました。)
多くの企業は同じだと思います。
業界的にはあと数年は大丈夫かもしれません。
ということで総合的に5年間は「会社員でいること」を決断しました。
一方で、ご縁や機会を得て「新しい環境に転じたい」という意志は常に持っています。
すなわち「転職」して「会社員でいること」です。
(※履歴書を書いての転職活動はしていません。)
かれこれ3年以上に、人に会い、イベントを行い、準備を続けています。
今のところ、私自身の「やりたいこと」は、会社組織の壁を越えられなかったため、いったん社外で、パラレルキャリアとして楽しみ、充実させています。
1.「大人と子どもと科学をむすび 未来を創る」サイエンスファシリーテーター®
2.「組織の成果と働く喜びをシナジーし 未来を創る」組織学習パートナー
3.インターネットラジオ番組「ぱぴぷぺパパ」月一ゲストパーソナリティ「村上英範のスーパーサラリーマンと話そう!」コーナー担当
4.レゾナンスファシリテーター(認定):読書が苦手・多忙で読む時間が取れない方への「人生が飛躍する」読書のお手伝い。脳科学や認知科学"も"活用した共創学習の場づくり
5.ビジネスモデルイノベーション協会ジュニアコンサルタント(認定)、地域ビジネス分科会
6.Read For Action リーディングファシリテーター:2冊でシナジーする読書会型ワークショップ
7.幸せ絵本の会スタッフ、小学校絵本読み聞かせ
8.色々な頼まれごと事を一緒に取り組む人
(多すぎなんですが、世の中の経営者はもっと同時進行されていると思います。)
近ごろは、これらライフワークが加速したことで、「会社の名刺」に頼ることなく、「村上英範」という人物に声をかけてもらう機会も増えています。
souspeak.com
ですので、本書からは、自身の視座や方向性としては間違ってはいないと確認できました。
(絞る必要は出てくるかもしれません(笑))
しかし、ですよ。
気付いたことがあります。
あらためて、当たり前のことに。
それは「本業の成果」です。
最近の私、気持ちが会社の外に出過ぎて、本業への執着心が薄くなっています(滝汗)
もちろんしっかり努めているつもりです。
しかし、数年前と比較すると、情熱や集中力は減っているんではないかと…。
その理由は、本書のテーマとなる「決断」の大前提にあります。
本書では、会社を辞めた方・会社に残った方4人の「決断」が登場します。
HONZ代表の成毛眞さんが対談で、4人の方の「決断」を鋭く深く掘られています。
当たり前ですが、皆さま、本業で大きな大きな成果を出されているんです。
抜群の成果を出されたのちの「決断」なのです。
ほんと当たり前なんですが、ここ重要です。
ですので、私としても、本業での成果というものに、あらためて正対しなければと背筋がピンとしました。
◆私の共鳴ポイント
これからは、自分が身を置く産業が衰退していくなかで、否が応でも誰もが決断を迫られる「大決断時代」が到来するのだ。
「大決断時代」かっこいい造語です。この文章で、この後を読むの楽しみがいっきに増します。成毛さんの言葉のセンスは勉強になります。
この本を手に取った人は、少なからず社会人としてのキャリアや、いつかやってくるかもしれない「決断」に関心があるはず。現役の中間管理職の立場にある人間が、当事者の言葉で、自らが身を置く産業の栄枯盛衰や下した「決断」を語ったキャリア本はこれまで少なかったと思う。
本書の、顧客セグメント(CS)とバリュープロポジション(価値提案)ですね。
ある意味で転職以上の「決断」だったわけですよね。サラリーマン組織のなかで、自分のやりたいことをやる、というのは。
2年前から、草の根活動、仲間づくり、上長相談、社長提案(役員面談まで到達したけど…)。
私の「やりたいこと」は社内において、道半ばにも到達しておりません。
環境が激変する時代には、柔軟に対応する能力や、変化を楽しめる視点が今まで以上に重みを増す。決して変化を恐れてはいけない。
それなのに、同一の価値観を持つ人とだけ過ごしていては、変化に対応する能力や好奇心を培えない。今、目の間の仕事に没頭している人も、仕事以外のライフワークを持つことをここでおすすめしたい。
もともと「引きこもりサラリ―マン」の私ですが、『WORK SHIFT』に出会い、働き方を見直し社外に出るようになりました。3年半で1000人以上の方とお会いしていると思います。それにより価値観はかなり変化しました。好奇心も絶えることはありません。
ただ、価値観が変容したがゆえに、逆に社内で話が合わず、浮くようになりました。
今は組織に共通言語をつくることが、次の成長のための課題だと感じています。
あくまで大事なのは、人間とは、いつまでも、どのような状況でも、成長することができるという視座だ。それを持つことができるかどうかで、その人生が大きく変わってしまう。
これは本当に確かですね。
油断すると、つい環境に飲み込まれてしまいます。
昨日の投稿でも同様のことを気づかされました。
startup-papa.hatenablog.com
今後も問い続けていきたい言葉です。
「やりたいことを貫きたい」
「惜しいのは(カネではなく)時間」
「感情に引っ張られる決断は危険」
「昼の世界と夜の世界」
「オーケストラの雰囲気には、会社組織と通じるものがある」
「会社員はどこを見て仕事をすべきか?」
「時間軸は自分で決めろ」
とくに「昼の世界と夜の世界」に、ハッとさせられました!
社外やライフワークにこそ「実」はあるのですが、会社で偉くなると「外部との遮断がステータス」になるということですが、妙に腑に落ちました。
あぁ、だから共通言語をつくれないんだと、既得権益を失いかねないので自己保存が働くんですね。
おまけ
パラレルキャリアは、ドラッカーが提唱した概念
「現在従事している仕事とは別の仕事をもつことや、非営利活動に参加すること」
◆まとめ
会社を辞めるのも、会社に残るのも大きな「決断」が必要です。
(決断を避けるために、会社に残る人もいるでしょうが、)
私は5年間は「会社員でいること」を決断しています。
もちろんしっかり努めるつもりです。
この際に「会社員はどこを見て仕事をすべきか?」を大切にしたいです。
一方で、「やりたいことを貫きたい」という想いが増し、
「転職」というご縁や機会は常につくろうと思います。
好機をつかみたいです。1度きりの人生ですしね。
ですので、想いは声でカタチにするようにしています。
今年は「新しい環境に転じる」出会いをつかめますように!
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サイエンスファシリテーター®
& 組織学習パートナー 村上英範
◆インタビュー記事(取材:理系エイゴ様)
最後までお読みくださり、ありがとうございました(^_^)
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