お父さんは サイエンスファシリテーター

お父さんは サイエンスファシリテーター

妻と子4人の6人家族。目標は、名著『ビジネスマンの父より30通の手紙』のような【書】を子ども達に残すこと!でスタートしたけれど、自分のエゴにおこがましさを感じはじめた今日この頃(笑) 小さな歩みをコツコツ積み重ね、20年後の自分が振り返った時に、幸福感に包まれるブログにしたいです。★★★「大人と子どもと科学をむすび 未来を創る」サイエンスファシリテーター。科学館で宇宙親子イベント主催。「組織の成果と個人の喜びをシナジーし 未来を創る」組織学習パートナー。組織研修ご提案。その正体は、サラリーマン★★★

レビュー『闘う組織』 ダイレクト出版 月刊ビジネス選書 2018年5月号 ~レゾナンスリーディングvol.35

 

【リソース対成果率(RRR)という視点】

 

 

『闘う組織

  社員のやる気を引き出す

  仕事のゲーム化 』

 

著者:チャールズ・A・クーンラット

   リー・ ネルソン

出版社:ダイレクト出版

    月刊ビジネス選書2018年05月号

 

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こんにちは。

レゾナンスファシリテーターの村上英範です。

https://resonance-murakami.peatix.com/

いつもお読みいただきまして、ありがとうございます。

 

 

 

◆『闘う組織』という言葉から、何をイメージしますか?

 

 

ダイレクト出版さんの月刊ビジネス選書5月号が届きました。

 

原書名が『The Game of Work』に対して

訳書名が『闘う組織』

 

書籍名から骨太な組織論を想像していました。

が、実際は「スコアキーピング(の原点)」が論旨の本。

個人的にちょっと期待が外れました。

中身とタイトルのギャップが、最後までぬぐえませんでした。

 

・ゲームやスポーツのように仕事を楽しもう

・遊びの要素を仕事に取り入れよう

 

仕事を、いかにポジティブに捉え、

チームとしてパフォーマンスを向上さていくというのが本書の大枠です。

 

訳書名に違和感が少なければ、印象も変わったかと思います…。

 

 

 

◆「リソース対成果率(RRR)」という視点

 

 

否定的な書き出しから始まりましたが

私にとって新しい視点1つあります。

 

それが

「リソース対成果率(RRR)」

という考え方です。

 

これは、企業や個人が持つリソース(資源)が

どれだけの成果を生み出しているか

という指標・スコアの表す造語とのことです。

 

本書では下記のように定義し、表で比較することになります。

(参照:画像のレゾナンスマップの三幕目)


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リソース

・人員 :200時間×4人

・スペース :約140平方メートル

・装置 :80000円/月


成果率

・タイムリー:定例報告書の完成予定日と

       提出日の差異

・正確さ: 1.一つのエラーが起きるまでに

       適切に処理されたアイテムの数

      2.特に正確を期して報告書を

       作成しなければならない回数

・収益性: 1.会社全体の純利益

      2.部門別純利益または粗利益

 


本書にある記入例を併記していますが、

分かりにくいかも。汗

しかし、実際にどのように検討すればよいかは

イメージできるかと思います。



見せ方として、この検証結果を

グラフで表すとインパクト(説得力)が増すようです。



 

ビジネスモデルキャンバスでいうと

「KR・C$」が「VP・R$」に

どれだけ直結しているかということでしょうか。

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(読書においてもBMCに落とし込むと、つながりをパッとイメージし易いです。)

 

 

この「リソース対成果率」を活用することで

組織や個人のパフォーマンス向上を目指します。

 

さらに、この指標を自身で習慣化できるようになると

経営者視点を養うことに繋がると感じました。

 

 

 

◆いかにパフォーマンスを向上させるか?

 

 

マネジメントのポイントとしては

フィードバックが鍵となります。

 

他の本でも述べられる事が多いですが

メンバーと適切なコミュニケーションを取れているかどうかです。

 

・接点の数は少なくないか?

・タイムリーであるか?

・1on1

 

など。

 

それでは、

このフィードバックは何を目的に実施すればよいでしょうか?

 

 

1つは目標のベクトルを合わせるということです。

目標には、メンバー固有のものと、組織としてのものがあります。

このギャップを埋めることがモチベーション向上を導きます。

 

フィードバックを受けた者は、

内省することにより、行動をブラッシュアップしていきます。

 

①自分にとってどんな利点があるか?

 

②なぜ自分がするのか?

 

③自分は役に立っていると実感したい!

 

自己動機付けが働くためです。

 

 

マネジメントをされる方はもちろんのことですが

個人でも思考を柔軟にすれば使えるのではないでしょうか。

 

 

 

ベイビーステップ

 

 

私自身はリソースは棚卸しているつもりでしたが

深掘りを進め、成果との関連性を見出す必要があると感じました。

 

いま併読している

『ストレッチ 少ないリソースで思わぬ成果を出す方法』

こちらと合わせてリソースの活用方法を考えるようにします。

 

 

◆最後に/まとめ

 

 

闘う組織をつくりたい!という方には

熱量的に物足りないかもしれませんね。

 

パフォーマンスを上げる仕組みづくりの

ヒントになる1冊ではないでしょうか。

 うまく活用すれば再現性はあると感じます。

 

 

 

◆関連:ダイレクト出版さんのレビュー 

startup-papa.hatenablog.com

startup-papa.hatenablog.com

startup-papa.hatenablog.com

startup-papa.hatenablog.com

startup-papa.hatenablog.com

startup-papa.hatenablog.com

 

 

◆おまけ◆

本ブログで活用しているレゾナンスリーディングとは??

startup-papa.hatenablog.com

 

応援・フォローよろしくお願い致します!。

https://resonance-murakami.peatix.com/

◆ここまで◆

 

最後までお読みくださり

ありがとうございました (^_^)


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