お父さんは サイエンスファシリテーター

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目標は、名著『ビジネスマンの父より30通の手紙』のような【書】を子ども達に残すこと!でスタートしたけれど、自分のエゴにおこがましさを感じはじめた今日この頃(笑) 小さな歩みをコツコツ積み重ね、20年後の自分が振り返った時に、幸福感と高揚感に包まれるブログにしたいです。 ★★★科学館での親子イベントや読書会型ワークショップによる共創学習をお手伝いしています。 ご依頼はメッセージにてお気軽にお問い合わせください。宜しくお願い致します。★★★

レビュー『ダイレクト・ブランディング』 ダン・S・ケネディ著 ダイレクト出版 月刊ビジネス選書2018年6月号 ~レゾナンスリーディングvol.42

 
 
 

【ロスト・イン・スペースを避けるための問題解決法】

 
 
 
『屁理屈なし 利益と熱狂を生み出す
 ダイレクト・ブランディング

 
 
 著者:ダン・S・ケネディ
    ジム・カベル、フォレスト・ワルデン
 出版社:ダイレクト出版
 月刊ビジネス選書2018年6月号
 
 

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(レゾナンスリーディング30分+重点読み30分の
 計60分で全体を把握しました )

 
 
 
こんにちは。
レゾナンスファシリテーターの村上英範です。
https://resonance-murakami.peatix.com/
いつもお読みいただきまして、ありがとうございます。
 
 
 
ダイレクト出版さんの
月間ビジネス選書2018年6月号
 
『ダイレクト・ブランディング
 
 
最近よく目にするブランディングについての本です。
もっと言うと、ダン・ケネディのコンテンツを
ダイレクトマーケティングブランディングの視点で
再構成した内容といったところでしょうか。
 
 
 
帯の裏側には、
「ブランド構築は、
 ダイレクトマーケティングの幸運な副産物であり、
 金で買うべきものではない。」

と論旨(中核的な原理)が書かれています。
 
 
ん?
ってことは、ブランディング本というよりも
むしろダイレクトマーケティングについて本なの?
という印象を受けなくはないですが…。
 
 
 
すでにブランディングを学ばれている方には
新規の要素は少ないようにも感じます。
 
また、これから学ばれる方においても、どうなんでしょうか?
まとまっているようで読みにくいところもあるので
個人的には、下記の2冊の方が好みではあります。
 
『ストーリーブランド戦略』
startup-papa.hatenablog.com

『熱狂顧客戦略』
startup-papa.hatenablog.com
 
 
 
ひとまず60分間でザッと全体を把握したので
特に気になった3項目について、少し詳しく書いていきます。
 
 
 

◆「部族主義」とは何か?

 
 
 
今の時代、熱狂的なファンといかに共創できるかが鍵となり、
これは様々な所で、色々な方が述べられるようになりました。
 
 
本書では、その成功するためのファンコミュニティを
「部族主義(トライバリズム)」と表現しています。
 

すべてのビジネスは、顧客を引きつけ、魅了し、
動機付けるものでなければならない。
そして、すべてのビジネスは、成功するために、
少なくとも顧客の一部を熱狂的な支持者に
変えなければならない。
それが成功する部族主義(トライバリズム)だ。

 
顧客との関係性を「部族にある忠誠心」のように表現し
結束の固いコミュニティをつくることにより
顧客に帰属意識がうまれるとのことです。
 
 
かく言う私も「レゾナンスリーディング」という
部族の一員であり
定期的にコミュニティに帰属しています。
 
 
志ある仲間が定期的に集まり、
各自の使命を達成するために共鳴し、
高め合うコミュニティです。
 
その背景にあるのが、メンターである先生(講師)の
提供されるコンテンツが非常に高水準で
いつも満足度が高いということです。
 
また、受講者の活動が社会的課題に結びついていたり、
その成果や実績が社会的に証明されている事例も多く
自分も頑張ろうと発奮されます。
 
ロールモデルが間近にあるので非常にイメージできます。
 
 
このように「熱狂的なファン」との関係づくりが
自身の活動を飛躍させてくれることになります。
 
 
 
ちなみに「ビジネスモデルキャンバス」で表現すると
CS(顧客セグメント)がKP(キーパートナー)へ成長する
「自己強化ループ」
にあたるというところです。

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◆「状況設定(セットアップ)」とは何か?

 
 
 
本書では、マーケティングこそが、売り上げを伸ばし
継続的な成功に至るための近道だという原理が前提にあります。
 
そのためにはブランディングが必要であり、
ブランドをストーリーとして語るうえで重要になるのが
「状況設定(セットアップ)」という考え方になります。
 
 
「状況設定(セットアップ)」とは、
出し手と受け手で事前に状況認識を近づけることです。
 

事前に物語の聞き手を集め、
彼らに重要な状況設定(セットアップ)を
知らせておかなければ、売り上げ計上は難しい。
あなたが誰であるかがわかり、
あなたがやることや売るものを
信頼できて初めて、
顧客はクレジットカードを取り出して
あなたから買う気になるのだ。


 
ビジネスで上手くいっている人は、
たいていここに理由があるのだとか。
 
これはイメージしやすいのではないでしょうか。
 
 
顧客はその人をどのぐらい期待ができるかを知っていて
一定の品質基準が守られているという信頼があるからです。
 
 
前述の「部族主義」の事例として書いた
レゾナンスリーディングがまさにこれにも当たります。
 
提供されるコンテンツが非常に高水準で
いつも満足度が高いという信頼感が
事前に設定されているのです。
 
 
 
このように、マーケティングをする際には
状況設定を広く宣伝する必要があります。
 
状況設定を行うことで「認知」と「信頼」を醸成していくのです。

 
 
ここで注意したいことは
「醸成」という言葉が用いられているように
ブランドを構築してから売るのではなく
売ることを通してブランドを構築していくことです。

 
先に「ブランド」があるのではなく
事業活動のなかで「ブランド」が生まれるのです。
 
これがダイレクトレスポンス・マーケティングの原理になります。
 
 
 

◆これからのビジネスで必要な3つの要素

 
 
 
今、売り手(競合)の数やネットから得られる商品情報は
莫大な量となっています。
その状況から、自分を見付けてもらい、
自分の商品やサービスを利用してもらうには
前提となる方法を変えていく必要があります。
 
 
本書では『ロスト・イン・スペース』と名付け
暗闇に明るく輝く標識灯をともして顧客を惹きつけ、
宇宙ゴミが漂う広い暗闇のなかで顧客を導くために
3つの要素が提言されています。
 
 

①自分やビジネスをブランド化し、競合と争わないようにする

 
 

②ダイレクトマーケティングによる1対1、直接の説得による選択
(顧客の調査や比較を迂回すること)
自分にお金を使ってくれる顧客を絞り込み、アプローチする

 
 

③顧客によって顧客を得る、つまり紹介の連鎖をつくる

 
 
この3つの方法が、自分のビジネスや商品を情報爆発の中から
見付けだしてもらうための新しい前提になります。
 
 
 
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(ハシゴで追いかけるオジサンの意図するものは何でしょう?)
 
 

◆最後に/まとめ

 
 
 
本書では、ブランディングをダイレクトマーケティングの過程とともに
どのように構築し、強化していくかがまとめられています。
 
一方で、まとまっているようで若干読みにくいところも多く
読み手を選びそうな本に感じました。
 
 
サブタイトルにある「熱狂」に着目すると
 

『ストーリーブランド戦略』
startup-papa.hatenablog.com

『熱狂顧客戦略』
startup-papa.hatenablog.com
 
 
こちらの方が実用性は高いのではないでしょうか。
 
 
一方で「利益」重視であれば
ブランドをダイレクトマーケティングの手法で構築していく
本書が適するのかもしれません。
 
 
 
私的には、別のコンテンツマーケティング本(D出版)と
ブランディングの本をそれぞれ組み合せて、
自身の活動を創っていく方が良さそうと感じています。

 
 
(最近、タイトル主導で中身と異なることが
 増えているような気がしてなりません。)
 

 
 

◆関連:ダイレクト出版さんのレビュー

startup-papa.hatenablog.com

startup-papa.hatenablog.com

startup-papa.hatenablog.com

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startup-papa.hatenablog.com

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◆◆ 私の活動 ◆◆

 
サイエンスファシリテーター
 
「親と子と科学をむすび、未来を創る」
「大人も子どもも共に学ぶ、宇宙は共通言語」

 
startup-papa.hatenablog.com
 
サイエンス読書会
peatix.com
 
 
レゾナンスファシリテーター
 
「変化の時代のコンテンツづくり」
「人生を飛躍させる読書と行動づくり」
resonance-murakami.peatix.com
 
 
ライフチャレンジ・エンジニア
 
「描こう あなたのビジネスモデルキャンバス」
peatix.com
事業開発/キャリア構築/組織づくりワークショップ
 

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最後までお読みくださり、ありがとうございました (^_^)
 
 
 


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