お父さんは サイエンスファシリテーター

お父さんは サイエンスファシリテーター

妻と子4人の6人家族。目標は、名著『ビジネスマンの父より30通の手紙』のような【書】を子ども達に残すこと!でスタートしたけれど、自分のエゴにおこがましさを感じはじめた今日この頃(笑) 小さな歩みをコツコツ積み重ね、20年後の自分が振り返った時に、幸福感に包まれるブログにしたいです。★★★「大人と子どもと科学をむすび 未来を創る」サイエンスファシリテーター。科学館で宇宙親子イベント主催。「組織の成果と個人の喜びをシナジーし 未来を創る」組織学習パートナー。組織研修ご提案。その正体は、サラリーマン★★★

ホームなのにアウェイ? 口がパッサパサになった本業の話



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外部講師を招いて、社内の技術者向け講座を
運営することになりました。
「材料力学」を20人の技術者に教えていただきます。
 
 
社員の皆さんは、大切な業務を止めての参加。
つまり、お金と時間を掛けての受講になるので
「学んだ知識をより実務で活用してほしい」と願い
より学びが深まる場づくりを企てました。
(いつも社外でやってることの社内展開です。)
 
 
冒頭で私が、講師のご紹介など
受講者に向けて話す役割を担う機会を得たので
ここがチャンスとばかりに、
ワークショップをねじ込むことにしました。
 

「あなたの今日の目的・目標は何ですか?」
5分間のワーク、これだけです。
 
たったこれだけのことなんですが
会社の中でやるのは、本当に難しい…
(現に2年間実現できなかったことからも)
そう感じていました。
 
 
なぜなら社員はワークショップの経験なし。
一方向からの講習が当然のようになっているわけです。
 
 
ウケるのか?
 
それとも、スベるのか?
 
 
唐突に始まる得体のしれないワークショップに
拒否感を抱かれると学習効果そのものが低減します。
それは受講生にも、先生にも、会社にも、アンハッピーです。
 
そんな怖さはあります。
 
が、やってみないと、分かりません。
 
反応を得るためには、まずテスト。
思考の外で、実験するしかありません。
 
 
すこし話しはそれますが
上司にも内緒で企画しました (笑)
 
相談をしても、良し悪しを決める
判断基準がないであろうからです。
(さりげなくリサーチした結果です。)
 
体験や関心がないと、イメージはわきません。
 
「変わったこと。いつもと異なること」
を提示されても、決めかねるどころか
ストップの方向へいく可能性もあります。
(過去2年間がそうであったように。)
 
 
ですので、まずは、自ら動いてみる。
リスクが小さい範囲で、やってみる。
行動して、反応を得る。
その結果をもって、事後報告。
 
自己責任で、テストすることにしました。
(この機会を活かさないことの方が
 全体にとって損失だと信じて。)
 
 
一方では、成功率が高まるように
準備も丹念に行いました。
 
〇シンプルでパワーを感じるビジュアル重視のスライド5枚と、その順番
〇変化を拒まれないよう、慎重に表現をつくりこんだスクリプト
〇実務との関連性、科学的根拠を提示
ファシリテーションのイメトレと練習(奥さま相手)
〇受講生とスタッフにサクラ(協力者)を少々
 
 
 
そして、いざ本番!
5分間の真剣勝負です(笑)
 
 
いやぁぁ、めっちゃくちゃ緊張しましたぁ。
社外で開催するよりも、格段に緊張しました。
 
「ホーム」なのに「アウェイ」(笑)
 
5分間だけで、口がパッサパサになりました。
(3年前の駆け出し時代以来?)
 
 
おそらく、緊張が大きかったのは、
意識が自分に向き過ぎていたのでしょう。
(ある方の言葉を思い出しました。)
 
「村上さん、あなた突然、何やってんの?」
そんな視線を勝手に作り出していたのです。
(中にはそういう視線もあったでしょうが
 それを受けとるかどうかはまた別の話。)
 
 
緊張感は漏れ出たものの、一方で
できるだけ自身の内面を客観視し、
皆さんの表情を観察しながら、
進めることもできました。
 
「目的・目標をポストイットに書いて
 お隣の方とシェアをする。
 そうすれば今日の学びがより深まる。」
これを目指して。
 
 
結果は…、
自己基準であるものの
なんとか達成できたのではないか
と感じています。
 
 
理由は、シェアが
想定以上に弾んだ様子を
目にすることが出来たからです。
 
「皆さん、こんなにワイワイ話せるんやぁ。」
ほっと胸を撫でおろしました。
 
恐れは「自分の中」にあったことを再認識しました。
 
 
そして、いつもの社内教育とは異なる「場」を
先生へお渡しすることができました。
 

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たったの5分間のベイビーステップ
大袈裟に書いてしまいましたが、
「自社組織でワークショップをファシリテーションする」
小さな実績と大きな反応を得ることができました。
 
 
言われた仕事だけで、済ませない。
小さなリスクはとって、自己責任の範疇で
自分のやりたいことを表現する。
 
だから、仕事が、楽しくなる。
 
あらためて、本業でも
自分自身への制限を外しながら
信じる方向へ進んでいきたいと感じました。
 


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◆追記
「ぱぴぷぺパパ」の「スーパーサラリーマンと話そう」の経験も大きく役立ちました。
ゲストさんの取り組みを真似び、行き詰まっていた2年間のアプローチを修正、自分を自社組織にカスタマイズし再出発です。



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< 私のライフワーク >

 
サイエンスファシリテーター
「親と子と科学をむすび、未来を創る」
「大人も子どもも"共に"学べる環境づくり」

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「変化の時代に飛躍する速読多読と行動計画」
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最後までお読みくださり、ありがとうございました (^_^)

 
 
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