お父さんは サイエンスファシリテーター

お父さんは サイエンスファシリテーター

妻と子4人の6人家族。目標は、名著『ビジネスマンの父より30通の手紙』のような【書】を子ども達に残すこと!でスタートしたけれど、自分のエゴにおこがましさを感じはじめた今日この頃(笑) 小さな歩みをコツコツ積み重ね、20年後の自分が振り返った時に、幸福感に包まれるブログにしたいです。★★★「大人と子どもと科学をむすび 未来を創る」サイエンスファシリテーター。科学館で宇宙親子イベント主催。「組織の成果と個人の喜びをシナジーし 未来を創る」組織学習パートナー。組織研修ご提案。その正体は、サラリーマン★★★

レビュー『ハーバード・ビジネス・レビュー 2019年7月号」 特集:なぜイノベーションを生み出し続ける企業は組織文化を大切にするのか

 
 
 

【失敗は許容しても、能力不足は許容さない】

 


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『ハーバード・ビジネス・レビュー 2019年7月号』

特集:なぜイノベーションを生み出し続ける企業は組織文化を大切にするのか
 
 
www.amazon.co.jp
 
 
組織を学ぶようになり冊数を重ねていたところ
ある種の理想論を盲目的に受け取っていたようです。
この記事を読んで、ハッと視点を切り替えることができました。

 
 
「創造的な組織は逆説に満ちている」

(ハーバード・ビジネス・スクール ゲイリーP・ ピサノ教授)
 
 
ゲイリーP・ ピサノ教授はこう喝破します。
 

 イノベーションを促す革新的文化は
 経営者や従業員を問わず、
 企業人万人から支持される。
 
 しかし、この文化を創造し維持するには
 5つの厳格さが不可欠である。

 
 
以下に記す「5つの厳格さ」
このポイントとなるのは
「逆説」が付加されている点ではないでしょうか。
 
 
1. 失敗は許容するが、能力不足は許容しない

(失敗を許容するには能力不足を受け入れてはならない。)
 

2. 厳格な規律の下で、熱心に実験を行う

(実験に積極的であるためには厳格な規律が欠かせない。)
 

3. 心理的安全性はあるが、単刀直入である

心理的安全性を保つには歯に衣着せぬ物言いを
 快く受け入れなくてはならない。)
 

4. 各人の責任を明確にしたうえでの協調

(うまく協働するには各人が責任意識を持たなければいけない。)
 

5. 組織階層は少ないが、リーダーシップは強い

(フラットな組織では強いリーダーシップが不可欠である。)
 
 
聴き心地の良い組織論だけでは不十分であり
「逆説」で表現された「厳格さ」を
切り離してはならないとのことです。

 
 
一例を挙げると、
「失敗」は許容しても、「能力不足」は許容さない
 

アップル、グーグル、アマゾン、ピクサーなど
革新的な組織文化の代表として、よく語られます。
しかし、いずれの企業も「能力不足」に対しては
不寛容であるというのが事実です。
 

リスクの高いアイデアを追求して
最終的に失敗するのはかまわないが、
パッとしない技術スキル、生ぬるい発想、
悪しき業務習慣、稚拙なマネジメントは
容認されず、期待に応えない人材に
待っているのはお払い箱だそうです。
(こわっ)
 
 
この「逆説」(残酷な真実)は
ライトなビジネス書において
あまり言及されていないのではないでしょうか。
(聞き心地の良い部分だけにスポットライト)
 
 
すなわち「厳格さ」こそが
イノベーションを生み続ける組織文化には
必要不可欠であるということです。
 
 
そして、革新的な文化は不安定であり
「寛容」と「不寛容」のバランスを見定め
均衡をコントロールすることが
リーダーの役割だとあります。

 
 

ふむ。

 



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他の記事もおもしろく
「創造的でない現場で創造性を高めるシステム」
「組織の境界を超え協働を促すリーダーシップ」
今の環境と相まって、
自分事として考えることができました。
 
 
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サイエンスファシリテーター®

& 組織学習パートナー 村上英範

 

◆インタビュー記事(取材:理系エイゴ様)

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最後までお読みくださり、ありがとうございました(^_^)

 
 
 
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