お父さんは サイエンスファシリテーター

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妻と子4人の6人家族。目標は、名著『ビジネスマンの父より30通の手紙』のような【書】を子ども達に残すこと!でスタートしたけれど、自分のエゴにおこがましさを感じはじめた今日この頃(笑) 小さな歩みをコツコツ積み重ね、20年後の自分が振り返った時に、幸福感に包まれるブログにしたいです。★★★「大人と子どもと科学をむすび 未来を創る」サイエンスファシリテーター。科学館で宇宙親子イベント主催。「組織の成果と個人の喜びをシナジーし 未来を創る」組織学習パートナー。組織研修ご提案。その正体は、サラリーマン★★★

レビュー『THE CULTURE CODE 最強チームをつくる方法』 ダニエル・コイル・著 かんき出版 ~レゾナンスリーディングvol.60

 
 
 

【メンバー全員が幸なせになれるチームをつくる3つのスキル!】

 
 
 
『THE CULTURE CODE
  最強チームをつくる方法』

 
著者:ダニエル・コイル
監訳者:楠木 建
訳者:桜田 直美
出版社:かんき出版
発売日:2018/12/3
 
http://www.amazon.co.jp/dp/4761273828/
 
 

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隣チームのマネジャーSさんが開発計画が遅れていてお困りです!
 

そこで手にとったのが『THE CULTURE CODE 最強チームをつくる方法』です。
私ならば、どんなアイデアやヒントをお伝えできるだろう?と
想定しながら読んでみました。
 
 
本書で提案されているのはたった3つの超シンプルなスキルです。
 

著書は、成功しているチームの文化がどのようにして生まれ、
維持されているかを豊富な事例を分析することで
戦略として導き出しました。
 
 
 

◆3つの超シンプルなスキル

 
 
① 安全な環境をつくる
 
帰属意識の高いチーム
 
 
② 弱さを共有する
 
⇒個人間の協力関係を築く
 
 
③ 共通の目標を持つ
 
⇒「熟練したチーム」と「創造的なチーム」

 
 
えっ、ほんとにコレだけですか?
とお感じの方もいらっしゃるかもしれません。
 
 
一方で、
組織開発やチームビルディングを学ばれている方には
お馴染みのキーワードではないでしょうか。
 
 
ここで私が特に重要だと感じたのは
 
「② 弱さを共有する」です。
 
 
ふつう業務で役割分担をする際には
メンバーの強みにフォーカスすること
が多いのではないでしょうか。
我が社でもそうです。
 
 
しかし、本書にあるのは、
メンバーの「弱さ」をキーリソースとすることで
助け合いのメンタリティをつくることにあります。
 
 
チームの理想の姿とのギャップまたは失敗から。
自発的に「弱さ」を発見する力が身につき
相互で助け合おうとする「協力」が生まれます。
 
 
 
その前提としては
① 安全な環境 = 帰属意識が高まっている
状態が必要となります。
 
 
 

◆隣チームのマネジャーSさんへのヒント

 
 
私が掴んだアイデアの1つはチームの習熟度を上げることです。
 
 
クリエイティブよりも習熟度を優先にしたのは
目の前の開発ゴールに添わせやすいと考えたからです。
 
 
それは「わかりやすい地図」をつくり、
メンバーで目的地に進むことに似ています。
 
 
「わかりやすい地図」を描く手順
 
1. 「目標とする最高の姿」をわかりやすく伝える
 
2. 繰返しフィードバックを主体にしたトレーニングを行う
 
3. 行動の指針になるような覚えやすい標語をつくる
 
4. スキルの基礎を重視する。

 
 
現場サイドでは、どうしても計画や開発費のように
見える実益が優先されます。
 
 
しかし、計画だけでなく「わかりやすい地図」も共有すれば
メンバーが活き活きと助け合いするのではないでしょうか。
 
 
この「わかりやすい自分達の地図(目標とする最高の姿)を描こう」は
「チームのとしてのワクワクをつくろう」と意訳できるように感じました。
 
 
本書で提案されている超シンプルな3つのスキルは
この急速に変化するビジネス状況において
組織文化を醸成するために欠かせないものと感じました。
 
 
すなわち「組織の成果」と「個人の喜び」を両立できるからです。
 
 
メンバー全員が幸せになれるチームをつくる方法!
 
早速、実務の中に落し込んでいきたいと思います。
 


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< 私のライフワーク >

 
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「親と子と科学をむすび、未来を創る」
「大人も子どもも"共に"学べる環境づくり」

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最後までお読みくださり、ありがとうございました (^_^)

 
 
 

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