【メンバー全員が幸なせになれるチームをつくる3つのスキル!】
『THE CULTURE CODE
最強チームをつくる方法』
著者:ダニエル・コイル
監訳者:楠木 建
訳者:桜田 直美
出版社:かんき出版
発売日:2018/12/3
http://www.amazon.co.jp/dp/4761273828/
隣チームのマネジャーSさんが開発計画が遅れていてお困りです!
そこで手にとったのが『THE CULTURE CODE 最強チームをつくる方法』です。
私ならば、どんなアイデアやヒントをお伝えできるだろう?と
想定しながら読んでみました。
本書で提案されているのはたった3つの超シンプルなスキルです。
著書は、成功しているチームの文化がどのようにして生まれ、
維持されているかを豊富な事例を分析することで
戦略として導き出しました。
◆3つの超シンプルなスキル
① 安全な環境をつくる
⇒ 帰属意識の高いチーム
② 弱さを共有する
⇒個人間の協力関係を築く
③ 共通の目標を持つ
⇒「熟練したチーム」と「創造的なチーム」
えっ、ほんとにコレだけですか?
とお感じの方もいらっしゃるかもしれません。
一方で、
組織開発やチームビルディングを学ばれている方には
お馴染みのキーワードではないでしょうか。
ここで私が特に重要だと感じたのは
「② 弱さを共有する」です。
ふつう業務で役割分担をする際には
メンバーの強みにフォーカスすること
が多いのではないでしょうか。
我が社でもそうです。
しかし、本書にあるのは、
メンバーの「弱さ」をキーリソースとすることで
助け合いのメンタリティをつくることにあります。
チームの理想の姿とのギャップまたは失敗から。
自発的に「弱さ」を発見する力が身につき
相互で助け合おうとする「協力」が生まれます。
その前提としては
① 安全な環境 = 帰属意識が高まっている
状態が必要となります。
◆隣チームのマネジャーSさんへのヒント
私が掴んだアイデアの1つはチームの習熟度を上げることです。
クリエイティブよりも習熟度を優先にしたのは
目の前の開発ゴールに添わせやすいと考えたからです。
それは「わかりやすい地図」をつくり、
メンバーで目的地に進むことに似ています。
「わかりやすい地図」を描く手順
1. 「目標とする最高の姿」をわかりやすく伝える
2. 繰返しフィードバックを主体にしたトレーニングを行う
3. 行動の指針になるような覚えやすい標語をつくる
4. スキルの基礎を重視する。
現場サイドでは、どうしても計画や開発費のように
見える実益が優先されます。
しかし、計画だけでなく「わかりやすい地図」も共有すれば
メンバーが活き活きと助け合いするのではないでしょうか。
この「わかりやすい自分達の地図(目標とする最高の姿)を描こう」は
「チームのとしてのワクワクをつくろう」と意訳できるように感じました。
本書で提案されている超シンプルな3つのスキルは
この急速に変化するビジネス状況において
組織文化を醸成するために欠かせないものと感じました。
すなわち「組織の成果」と「個人の喜び」を両立できるからです。
メンバー全員が幸せになれるチームをつくる方法!
早速、実務の中に落し込んでいきたいと思います。
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