お父さんは サイエンスファシリテーター

お父さんは サイエンスファシリテーター

妻と子4人の6人家族。目標は、名著『ビジネスマンの父より30通の手紙』のような【書】を子ども達に残すこと!でスタートしたけれど、自分のエゴにおこがましさを感じはじめた今日この頃(笑) 小さな歩みをコツコツ積み重ね、20年後の自分が振り返った時に、幸福感に包まれるブログにしたいです。★★★「大人と子どもと科学をむすび 未来を創る」サイエンスファシリテーター。科学館で宇宙親子イベント主催。「組織の成果と個人の喜びをシナジーし 未来を創る」組織学習パートナー。組織研修ご提案。その正体は、サラリーマン★★★

レビュー『すごいメモ。』小西利行・著 かんき出版 ←レゾナンスリーディングvol.18

【なぜ、メモがハイパフォーマンスの源なのか?

 メモを極めたくなる1冊です!】

 

 

『仕事のスピード・質が劇的に上がる

 すごいメモ。』

 

 著者:小西利

 出版社:かんき出版

 発売日:2016/1/20


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こんにちは。

レゾナンスファシリテーターの村上英範です。

 

◆この本のスゴいところとは?

 

私はノートを使い

アナログ的に考えるのが好きです。

 

しかし最近、

ノートの使い方にマンネリを感じており

新しいフレームワークを取り入れたいと考え

本書を手に取りました。

 

私がこの本に持ったイメージは

タイトルの「メモ術」だけにはおさまらない

すごい「アイデア発想術」だということです。

 

メモを最大限に活かした発想手法です。

 

もう少し言うならば

ジェームス W.ヤングの古典的名著

『アイデアのつくりかた

 A Technique for Producing Ideas)』

の実践版といった印象になります。

 

その実践手法は

著者ならではのオリジナルであり

惜し気もなく公開されています。

 

著者の小西利行さんは、

サントリー伊右衛門」などを手掛けられた

広告業界でオファーが絶えない

気鋭のコピーライターとのこと。

 

著者自身のハイパフォーマンスを

支えるのが「メモ書き」であり

本書では14のメソッドが紹介されています。

 

【人生を変える14メソッド】

 1.3つの「◯」

  :最もシンプルで強力。

   大切な気づきを与えてくれる小さな記号

○2.矢印「→」

  :バラバラの情報に秩序を生み出す、

   超すっきり整理術

 3.記号

  :たった3秒で、仕事の効率を

   3倍にする5つの武器

 4.吹き出し

  :考えるスピードをグッと早める、

   考え方のレシピ

 5.デジメモ検索

  :欲しい情報にたどり着く、

   必要なアイデアに出会えるメモ術

 6.ハードルメモ

  :課題を生み出し、

   アイデアを生み出す、思考のハードル

 7.マンガメモ

  :ビジュアルとセリフで、

   アイデアのゴールをつくるメソッド

 8.ブラック三角メモ

  :不平不満から「隠れニーズ」を

   生み出す最強の三角形

○9.ホワイト三角メモ

  :1時間で100のアイデア

   生み出せる究極の三角形

 10.つなぎメモ

  :こんがらがった情報から答えが見つかる、

   そのままプレゼンできる

 11.あまのじゃくメモ

  :逆から考えて強いアイデアを生み出す、

   イタズラ思考術

○12.『見出し』メモ

  :たった1秒で読みたい情報をつくる。

   人に伝わるメモ術

 13.ズメモ

  :3つのズで、難しい情報もすっきり伝わる。

   バッチリわかる

 14.スピーチメモ

  :書籍タイトルでスピーチがうまくなる、

   驚きのメモ術

 

ちなみに

↑で番号の前に付けている「○」は

【1.3つの「◯」】

を早速活用してみました。

私が実践したい手法を3つ選んでいます。

 

 

※この『すごいメモ。』は

 以前このブログで紹介したところ

    人気記事となった

 『考える練習帳』細谷功・著と

 とても相性が良さそうです。

 ↓↓↓↓

http://startup-papa.hatenablog.com/entry/2018/02/01/194940

 メモから生まれたアイデア

 深く掘り下げれそうですね!

 

 

◆私の学びポイント


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今回は前述にある

【3つの「○」】をつけた

2、9、12について書きます。

 

画像の上部にある図(落書き)を

見ながらお読みいただくと

分かりやすいかと思います。

 

2. 矢印「→」

 

これまでも矢印そのものは

常に使用していました。

矢印でつなげることで

論理や展開が生まれるからです。

 

本書でオモシロいと感じたのは

この矢印に"接続語"を付加することです。

同じ矢印でも異なる接続語を与えることで、

まったく異なるストーリーになります。

この接続語を見える化するのが

"メモ"のポイントであると感じました。

 

9. ホワイト三角メモ

 

イデア100本ノックですね。

"テーマに関するモノゴト"と

たくさん書き出し、さらに

"ターゲットの好きなコト"を

たくさん書き出し、

これらを結びつけることで

トッピでオモシロい言葉が誕生します。

手ぶらではなかなかたどり着けない言葉が

短時間でつくれるスゴいメモです。

 

12.『見出し』メモ

 

ヤフーニュースの見出しが

良い学習事例として紹介されています。

制限された13文字のなかで

いかに読み手に記事をクリック

してもらえるか、です。

 

ポイントは

"リアルな発言"と"臨場感"。

読み手の頭の中にある場面を

いかに想像できるかがカギでしょうか。

ということは本書には

書かれていないとは思うのですが、

ペルソナの設定が必要なのでしょう。

 

 

◆まとめ

 

メモには"鮮度"があり、

タイミング良く"調理"することが重要です。

 

そして、この調理法は

"つなげる・組み合わせる"

という原理原則になります。

 

「アイデアとは

 既存のアイデアとアイデアの組み合せ」

 

紹介されている「すごいメモ」も

やはりここを外さずに原点として

かつ、オリジナルで構築されています。

 

さらに、

著者はこの14の手法を

3つに分類し、体系化をされています。

 

調理のキモとなる

クリエイティブな発想を引き出す「つくメモ」

これが体系の中心となる手法でしょう。

 

そして、これを支えるのが

情報をシンプルにまとめて整理する「まとめも」

 

これを伝えるのが

人に伝えて心を動かす「つたメモ」

 

最終的に

「まとめも」「つくメモ」「つたメモ」

この3つから成るのが

「未来へのメモ」と表現されています。

 

未来へのメモ。

 

確かに、そうですよね。

 

なぜ、メモをするのか?

というと、それは

「未来をつくる」ためなんです。

 

記録も、発想も、伝達も

自分で未来を実現していく

ための要素なんです。

 

「すごいメモ」が著者自身の

ハイパフォーマンスを支える源

であるということが非常に腑に落ちました。

 

 

追記

最後の章に、

著者と親交のある「メモの達人」である

作家・伊坂幸太郎氏との対談が掲載されています。

伊坂さんの「アイデア発想」も必見、オモシロいです!

 

 

◆おまけ◆

本ブログで活用しているレゾナンスリーディングとは??

http://startup-papa.hatenablog.com/entry/2018/01/18/060000

 

お申し込みはこちらです。

https://resonance20180225im.peatix.com/

◆ここまで◆

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました(^_^)

 


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