お父さんは サイエンスファシリテーター

お父さんは サイエンスファシリテーター

妻と子4人の6人家族。目標は、名著『ビジネスマンの父より30通の手紙』のような【書】を子ども達に残すこと!でスタートしたけれど、自分のエゴにおこがましさを感じはじめた今日この頃(笑) 小さな歩みをコツコツ積み重ね、20年後の自分が振り返った時に、幸福感に包まれるブログにしたいです。★★★「大人と子どもと科学をむすび 未来を創る」サイエンスファシリテーター。科学館で宇宙親子イベント主催。「組織の成果と個人の喜びをシナジーし 未来を創る」組織学習パートナー。組織研修ご提案。その正体は、サラリーマン★★★

『謙虚なコンサルティング』

【 献本読書会『謙虚なコンサルティング』 】

 

『謙虚なコンサルティング
エドガー・H・シャイン・著
英治出版

 

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「どうすれば相手の役に立つことができるだろうか?」

 

人生におけるこの問いに向き合う著者のプロセスにふれることで
ファシリテータという道にさらに自信が湧きました。

 

なぜなら「謙虚なコンサルタント」の本質は
いま夢中になっているファシリテータのそれと
同じであることを感じ取れたからです。

 

”力になりたいという「積極的な気持ち」と
 この人、問題を知りたいと思う「好奇心」、
 個人的な話をする「思いやり」を
 持って取り組んでいくこと。 ”

 

この在り方について丁寧に語られています。
ですから、ファシリテータの方には、ぜひ読んでほしいです。

 

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また、プロジェクト管理やチームづくりにお悩みの方にも
同様のことをお伝えしたいです。

私にとっては、特に仕事で役立ったのがCASE3にある
「好き勝手なことをするグループをただそうとすること」

 

”自分の考えや「望ましいグループ行動」に
 とらわれるのをやめたのである。
 私は、(中略)、思いやりと好奇心を持つようになった。”

 

抱えていた仕事の人間関係のストレスへの解決の糸口は
ここにあったんだ!と嬉しくなりました。

 

もし、人間関係に行き詰まりを感じているのであれば、
副題の「クライアントにとって「本当の支援」とは何か」
を考えることで、周囲の見え方が変わると思います。
 

 

最後に、もっとも心に残ったメッセージ。

 

”本書を、亡き妻メアリーに捧げる。
 「謙虚なコンサルタント」の重要性に
 私はまだきづかないうちから、
 彼女はそれを実践していた。”
 
本書のはじめのページに優しく添えられています。

 

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