2005年当時、私はこの福知山線を通勤電車として使っていました。
出勤時間が少し早かったので、幸いなことに、事故に合うことはありませんでした。
◆JR福知山線・信楽高原鉄道…平成「列車」の事件事故、忘れてはならぬ教訓
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その後、いくつかの転勤を経験し、この春から再び、この福知山線で通勤をしています。
14年たった今日、偶然でしょうか。
知らず知らずに一両目に乗車していました。
大破した車両です。
この事故を境に、
後方の車両に乗ることを習慣づけていたのですが…。
尼崎駅に着く前、
おそらく事故現場のあたりだったと思います。
アナウンスが流れました。
脱線事故を風化させないよう誓いの言葉でした。
しかし、私自身は一瞬、
満員電車の先頭車両にいる状態に恐怖を感じ
その場から逃げ出したくなりました。
一呼吸おいて、今は、大丈夫なんだ…、
と冷静に戻りましたが。
事故に遭遇していない自分ですらこのような感覚なのです。
当事者や関係者の痛みを想像するのは、怖ろしいです。
なので、自分には大それたことは出来ません。
しかし、あらためて自分自身を見つめると
生きている自分と、周りにいる家族の
有り難さを感じずにはいられません。
今、持っている命をしっかりと使っていきたいです。