【お子さんに、どんな人生を歩んでほしいですか?】
『苦しかったときの話をしようか
ビジネスマンの父が我が子のために
書きためた「働くことの本質」』
著者:森岡 毅
出版社:ダイヤモンド社 (2019/4/11)
http://www.amazon.co.jp/dp/4478107823
こんにちは。
サイエンスファシリテーター&組織学習パートナーの村上英範です。
いつもお読みいただきまして、ありがとうございます。
私が無条件に「著者買い」する森岡毅さんのご著者。
超ハードな実務体験を通して鍛えられた論旨は、
現場で働く者にとって、学者やコンサルタントの
それよりも、重要な指針となります。
<参考>
〇前作レビュー
startup-papa.hatenablog.com
〇読書会レポート
startup-papa.hatenablog.com
〇イベント告知
startup-papa.hatenablog.com
〇イベント準備
startup-papa.hatenablog.com
本書は、著者が"ご自身のお子さん"に向けて
書きためた「働くことの本質」が根底にあります。
ですので、嘘偽りのないリアリティが描かれており
メッセージに"愛"がこもっていることがポイントです。
ビジネス書によくある「おべんちゃら」は一切ありません。
それでは、著者の森岡さんは本書を通して、
お子さん達に、何を伝えたかったのでしょうか?
1つは、自分自身の「軸」を作ることの重要さです。
生きていると様々な課題や厳しい現実、不安に直面します。
しかし、よく考えてみてください。
問題の本質は自分の外側ではなく
実は、自分自身の内側にあるというのです。
そこで必要不可欠となるのが
自分の中に基準となる「軸」を作ることです。
これがなければ、壁を突破するどころから、
やりたいこと(夢)が生まれることもありませんし
人生の道を選べるはずもありません。
(裏を返すと
何となくでもやりたいこと(夢)がある人は
その動機を深掘りしていくことで
自分の中の「軸」を発見できるということでしょう。)
さらに、サラリーマンとして、
組織のしがらみに四苦八苦する立場とてして
著者の言葉に重みを感じたのはこの2点です。
無力なサラリーマンである以上は「後ろ向きな仕事」は避けられないという現実です。
そして、結果を出さないと誰も守れないということです。
(ん~、ですよね。ですよね。
そうなんですよね~~滝汗)
やはりここでも「軸」を持ち続けることが大切です。
「軸」基準で、自分がどこで勝てるのかを熟考し
自分の強みや職能(スキル)に
努力の焦点を絞っていくことが肝要です。
これは、コントロールできない環境において
自分自身をマーケティングすることを意味します。
人生は自分で制御できないことの連続です。
思うようにいくことの方が少ないです。
大切なのは、屈せず、くじけず
目的の方向に向かって、絶えず成長し続けること。
私自身もそう在りたいですし、
わが子たちにもこの精神を掴んでくれることを
願わずにはいられません。
◆学びのポイント
①目的が見えてくる発想法
具体的な"こと"から発想するのでは
なく、"どんな状態"であれば
自分はハッピーだろうかという
未来の理想"状態"から発想すること
②「My Brand」で設計する
4つのポイント
1.Valuable
:価値は十分強いか?
2.Believable
:信じられるか?
3.Distinctive
:際立っているか?
4.Congruent
:自分の本質と一致しているか?
③意識変化から行動変化が
起こるまでタイムラグがある
最初からすぐに買われないことを
覚悟して、時間がかかることを
織り込んで、変わる努力を継続
すること
◆まとめ
本作は名著『ビジネスマンの父より30通の手紙』へのオマージュです。
『ビジネスマンの父より30通の手紙』は、
私にとっても心の一冊であり、
当ブログを立ち上げる動機にもなりました。
ブログ案内文にも使わせていただいています。
私は、森岡さんのようにビジネスでの実績はありませんが
わが子達への"想い"は負けないくらい大切にしています。
私が出来るのは、語ることよりも、見てもらうことです。
押しつけはエゴです。
反面教師でも構いません。
私の「軸」は「将来、子ども達になって欲しい姿」を
まず父親である自分自身が実践することです。
真摯に楽しんでいる姿をもって
「大人は楽しい。働くのも楽しい。
そして、人生は楽しい。」
こんな当たり前のことを、
じわじわ感じとってもらえれば
有り難いなぁと思っています。
「苦しさのなかには、楽しさも隠れているよ」
この人生の本質を、
親子ともども忘れずに歩んでいきたいです。
本書はこれをリアルに追体験できる一冊。
おススメです!!
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◆自分軸に努力の焦点をあてた投稿
startup-papa.hatenablog.com
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サイエンスファシリテーター®
& 組織学習パートナー 村上英範
◆インタビュー記事(取材:理系エイゴ様)
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最後までお読みくださり、ありがとうございました(^_^)
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