【本当の自分を生きだしたら、何が起きるだろう?】
『人生の目的
自分の探し方、見つけ方』
著者:本田健
出版社:大和書房
発売日:2014/12/17
http://www.amazon.co.jp/dp/4479794603/
時代の転換期。人生の転換期。
この先の人生をどのように生きていきたいのか?
ここ数年、次第に大きくなる心の声があり
その意味づけが本当に自分自身のモノなのか?
他の誰かの価値観によるモノではないのか?
しばしば不安に思うことがありました。
そこで異なる角度から見つめ直したく本書を手に取りました。
実はこれまで本田健さんのご著書はほぼ読んだことがなったのです。
まず、とても大切な問いに出会うことができました。
「本当の自分を生きだしたら、何が起きるだろう?」
ん~、ちょっと黙り込んでしまいますね。。。
そもそも「本当の自分」とは何なのか!?
そこから答えることができません。
余談ですが、『ホモ・デウス㊦』では
人間が意味づけをする行為を「人間至上主義」と表現しています。
人間至上主義によれば、人間は内なる経験から、自分の人生の意味だけではなく森羅万象の意味も引き出さなくてはならないという。意味のない世界のために意味を生み出す――これこそ人間至上主義が私たちに与えた最も重要な戒律なのだ。
戒律であると表現されると窮屈ですよね(^^;)
でも、「本当の自分」とは何なのか?
意味づけをしないではいられません。
年齢を重ねると特に求めてしまうのです。。。
だからなのか最近はほんと
人生の意義や目的にこだわるようになっていました。
自分が今ここに存在する理由は何なのか?
言いかえると、
どのような「使命」を持ち人生を歩んでいくべきか
という思考を繰り返していました。
しかし、本書に出会ったことで
「使命」だけだと堅苦しく疲れる一面もあると
感じることができました。
これは収穫です!
肩の荷が少し楽になりました。
その理由は、本田健さんが投げ掛ける"優しさ"にありました。
人生の目的は「自分の喜び」になることを見つけることでいいよ
と。
英語では「どういたしまして」を「My pleasure」と表現することがあります。直訳すれば、、「そうすることが私の喜びです」という意味ですが、まさに、それこそが、自分も、まわりの人たちも幸せにする人生の目的になるのではないでしょうか。
まわりも自分も幸せになるような人生の目的を見つけた人は、そこからずっと幸せに生きることができます。
自分のまわりを幸せにするには
まずは「自分自身を大切にすること」が大切。
毎日が充実感で満たされると
ふれ合う人たちにも幸せが伝わっていくということです。
これで良いのですね!
「○○しなければならない」「○○した方がいい」ばかりだと
どこかで無理が生じます。
必ずしも「社会的な使命」が起点である必要はないんです。
自分の奥底から湧き出る「純粋な喜び」から始めることも大切なんです。
「家族と幸せな時間を過ごす」
「人を大切にして生きる」
「本当に自分にとってやりたいことをする」
パーソナリティを大切にしてもよいという考え方には、救われます。
そして、パーソナリティと社会を穏やかに結んでいくこと
それが「残りの人生を悔いなく生きること」にも繋がるのだと感じました。
「本当の自分を生きだしたら、何が起きるだろう?」
皆さんも少し立ちどまり、
この問いに向き合ってみるのはいかがでしょうか(^_^)
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