【実学と虚学が、反発し融合する世界】
こんにちは。
親と子と科学をむすび、未来を創る「サイエンスファシリテーター」の村上英範です。
https://peatix.com/group/48586/
「大人も子どもも共に学ぶ、学びの宇宙空間」を目指し
ライフワークで共創型ワークショップを主催しています!
今回、ご紹介したい本はこちらです。
『科学者はなぜ神を信じるのか
コペルニクスからホーキングまで』
著者:三田 一郎
出版社:講談社 ブルーバックス
発売日:2018/6/20
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4065120500
◆科学者の宗教観
科学者はなぜ神を信じるのか?
言い換えるなら
人間にとって科学とは何か?
この「問い」がズバッとささりました。
著者は、物理学者であり、
カトリックの司祭という経歴。
まさにこの問いを語るのに相応しく
科学と宗教、両面からせまる内容に
ぐいぐいと引き込まれます。
(本の著者プロフィールは
物理学者でカトリックというのが
明記されている一方で
Amazonには物理学者での功績のみの
記載となっています。)
科学がどのように確立し、
継承されてきたか。
これだけでも十分に楽しめます。
ここに加わるのが「宗教(キリスト教)」です。
時代ごとの「宗教」との
関係(時代背景)をおさえることで
いっそう深みを味わうことができます。
「教会」「聖書」そして「神」
科学者は決して無神論者ではありません。
信仰と共に「何を見い出したのか」を
読み解くことがポイントではないでしょうか。
個人的に印象に残ったのは
「ジョルジュ・ルメートル」
という科学者の立ち振る舞いです。
「特異点から始まる宇宙膨張説」を提唱するも
その功績は別の科学者達の名前で知られています。
なぜ、そうなったのでしょうか?
そこに至った背景には神とのある関わりありました
それを、ぜひ、読んでいただきたいです。
◆人間にとって科学とは何か?
登場する主な科学者は
コペルニクス
ホーキング
です。
彼らが「神」とするものは何でしょうか。
また、その科学の進歩によって
過去から未来、神の居場所は
どのように変わっていくのでしょうか。
「教会」「聖書」そして「神」
行きつくところは「人間」ではないかということです。
本書の主題を味わうのであれば、
難しいと感じる物理の記述は、
思い切って飛ばして読むのもアリでしょう。
(とてもイメージしやすいように
表現をされていますが
量子論に入るとやはり手ごわくなりました。笑)
「実学」と「虚学」が、反発し融合する世界
これが本書の読みどころです。
科学史と(日本人があまり知らない)世界の宗教観を
同時に学ぶことができる
素晴らしいおすすめの一冊です!
◆◆ 村上英範のライフワーク ◆◆
サイエンスファシリテーター
「親と子と科学をむすび、未来を創る」
「大人も子どもも共に学ぼう、宇宙は共通言語!」
startup-papa.hatenablog.com
サイエンス ブック クラブ
peatix.com
レゾナンスファシリテーター
「1冊20分・人生が飛躍する読書術とアクションプラン」
「変化の時代のコンテンツづくり」
resonance-murakami.peatix.com
ライフチャレンジ・エンジニア
ビジネスモデルイノベーション協会認定ジュニアコンサルタント
描こう あなたのビジネスモデルキャンバス
peatix.com
事業開発/キャリア構築/組織づくりワークショップ
その正体は、サラリーマンでエンジニア。4人のパパです。
○●○●○●●○
最後までお読みくださり、ありがとうございました (^_^)
○●○●○●○
○●○●○●○