お父さんは サイエンスファシリテーター

お父さんは サイエンスファシリテーター

目標は、名著『ビジネスマンの父より30通の手紙』のような【書】を子ども達に残すこと!でスタートしたけれど、自分のエゴにおこがましさを感じはじめた今日この頃(笑) 小さな歩みをコツコツ積み重ね、20年後の自分が振り返った時に、幸福感と高揚感に包まれるブログにしたいです。 ★★★科学館での親子イベントや読書会型ワークショップによる共創学習をお手伝いしています。 ご依頼はメッセージにてお気軽にお問い合わせください。宜しくお願い致します。★★★

【元サカオタの漏れ出てしまった代表論考】ロシアW杯 西野監督の戦略のスゴさはストーリーでこそ分かる!

 
 
 
人は想定外のことを目の前にすると
時として感情や批判が先行します。
 
 
とことん"セオリー"の向こう側を走る
戦前の西野ジャパンに対して
ついつい共感を忘れがちになる
理由ではないでしょうか。
 
 
一試合一試合の勝敗や、
内容の良し悪しで判断するのではなく、
予選3試合でいかに2位に滑り込むのが
ワールドカップの弱者の戦い方。
 
 
2選を戦い1勝1分けになったため
つい忘れがちですが
代表の戦前の状況は最悪、
4チームのなかで一番弱く、
全敗の論調もありました。
 
 
私たちは、マスコミの報道でしか
状況を受け取ることができません。
 
その情報はどこまで真実に近いのか?
 
もしかすると、
手のひらの上で転がされるように
世論や持論が形成されているのかもしれません。
 
だからこそ、
感情の揺れや批判思考が起こった時は
冷静に注意することが必要ではないでしょうか。
 
それは語られていない現地とのギャップかもしれません。
 
私たちは現場の状態を何も分かっていないのです。
ギャップは自身の思考で埋めていくるしかないのです。
 
 
 
今の代表を考える時に大切にしたいことは
点ではなく、線でもなく、
ストーリーで考えることではないでしょうか。
 
 
1試合1試合ではなく、W杯ロシア大会だけでもなく
ドーハ以前の時代からのストーリーを紡ぐことです。
 
 
この歴史というプロセスで、ポーランド戦を観ると
正直、あの「ボール回し」には身震いをしました。
 
ついに、日本がここまで来たのかと。
 
美徳を重んじる国民性を無視したまさかの戦略には
重みを感じずにはいれませんでした。
 
相反する葛藤に苦しむ姿をリアルにさらけ出した選手と監督。
 
これはワールドクラスの戦略に感じました。
(他国の批判は理解しますが、
 同じ状況になると彼らも実行するでしょう。)
 
 
 
そもそも、スターティングメンバーで
キーパーを変更せずに、
フィールドプレイヤーを6人も入れ替えたのは
大胆不敵としか言いようがないです。
 
 
すでに予選通過したチームが取る戦法を
まだ予選も通過していない弱い立場の日本が選択したのですから。
 
 

ポーランド戦では、マスコミ主導で
引き分け以上で予選通過という論調ができていました。
戦前の全敗必至のムードがいとも簡単に逆転していたのです。
 
冷静に考えると、予選落ちしたとはいえポーランド
10回戦って2,3試合の勝てるぐらいではないでしょうか。
プライドをかけて臨んでくる相手は、
引き分けもしんどいかもしれません。
 
その状況ゆえのシステム変更です。
6人入れ替えが目立ちますが、4-4-2に変わったことが重要です。
相手の良さを消す布陣で立ち向かい、
かつ、勝利は目指すという選択肢でした。
 
 
もちろん機能したとは言い難いです。
単純に1,2戦目の4-2-3-1よりも攻撃のインパクトが落ちましたし。
連動性など日本の良さも自ら消していたように映ります。
しかし、状況からはこれが最善解だったのではないでしょうか。
 
 
西野監督の采配は、大胆すぎるというか、勝負師すぎます。
信念の塊です。
胆力、メンタリティーは世界トップクラスではないでしょうか。
 
3戦目に限っては、弱者の負けないための戦術。
孫子しかり。クラウゼヴィッツしかり。
 
 
そして、最後は「ボール回し」という未知の戦略に舵を切りました。
 
字の通り「戦いを省略」して、試合を終わらせたのです。
 
 
勝負に絶対はないけど、確率の高い方を選択。
おそらく代表チームの分析力は相当なものだろうと推測します。
 
 
こういうプロセスを推測すると
監督本人や選手たちこそが到底納得していない選択であった
その心情を汲まないわけにはいきません。
 
 
そして、主力メンバーの回復も得て、
決勝トーナメントに向かうことができました。
 
 
これが最大の目的だったはずです。
 
 
なぜなら、予選リーグで燃え尽きる分けにはいかないからです。
トルシエジャパンも、岡田ジャパン(2010)も
予選リーグで力を使い果たしていました。
 
ここから掴んだ学びなのでしょう。
 
歴代の代表の戦歴なかでも、最も良い状態で決勝トーナメントに挑めます。
 
 
この西野ジャパンのプロセスは、予選突破が目的ではなく、
ベスト8以上を本気で目指している証拠なのです。
 
「日本がまだ見たことのない世界へ」と
選手達はコメントをしていますが、
案外フォーカスされていないのではないでしょうか。
 
 
私たちサポーターがどこか本気で信じれてないからです。
 
 
予選3試合でいかに2位に滑り込むかが
ワールドカップでの弱者の戦い方と先述しましたが、
西野ジャパンは戦前からその上の覚悟をもって挑んでいたのです。
だからこそ、この結束力の強さなのかと感じました。
 
感嘆せずにはいられませんでした。
 
 
 
 
世界からも、日本の半数からもバッシングを受け、
再び苦境にたたされた代表チーム。
 
 
しかし、過去最高の「志」と「結束力」で
ベルギーとの決戦に挑めることに間違いはありません。
 
 
本田選手のコメント
「サッカーはエンターテイメントである」
という言葉もまた真理です。
日本国民みんなが望む姿なのです。
 
 
この相反する真理を同居させた今、
日本代表はワンランク上のステージに到達したと考えられます。
 
 
勝っても、負けても。
数々の苦境をはねのけてきた代表チームが
どのような激闘を見せてくれるのか、楽しみでなりません。
 
 
 
 
〇●〇●〇●〇
 

 
〇●〇●〇●〇
 
 
 
 
最後までお読みくださり、ありがとうございました (^_^)