【競争したら「負け犬」!】
『逆説のスタートアップ思考』
著者:馬場隆明
出版社:中央公論新社
発売日:2017/3/8
こんにちは。
レゾナンスファシリテーターの村上英範です。
https://resonance-murakami.peatix.com/
いつもお読みいただきまして、ありがとうございます。
ビジネスやキャリアを考えるにあたり
本書がいう逆説=反直観的という視点は
非常に勉強になると思います。
なぜならば、物事は一面ではないからです。
逆説=反直観的という視点を持つことで
健全な思考や感情を維持し、
発展できるのではないでしょうか。
◆この本を読む目的
(目的や問いの設定こそが
あなたの読書を豊かなものに変えます。)
2018年に私のキャリアやライフワークに
どのような『逆説のスタートアップ思考』
を組み込めば、飛躍できるかを考える。
◆私の学びポイント
(書く・話す。言語化することで
あなた自身に定着します。)
①今はまだ「名状しがたい何か」
本当に急成長するのは、やはり皆が
探していない何かだと言えそうです。
それはおそらく未発見の領域で、
今はまだよい名前がない
ものなのでしょう。
逆に言えば「今はまだ名状しがたい
何か課題のようなもの」に積極的に
手を出し、誰も見ていない領域の
課題や解決策に取り組んでみることが、
急成長するための一つの手段とも言えます。
②競争したら「負け犬」
イデオロギーはある種の隠れた
世界観であり、偏った考え方であり、
先入観の一種です。
そして競争すること自体がイデオロギー
である、ということに気付くのが、
ピーター・ティールにとって、
ほとんどの人が信じていない
大切な真実でした。
彼はスタートアップや
その他の一部の領域において、
『負け犬とは競争に負けた人のことでは
なく、競争している人こそ負け犬だ』
と指摘します。
③「カスタマーサクセス」
製品を使い続けてもらうためには、
顧客から問い合わせが来るのを
待つのではなく、
こちらから積極的にサポートし、
顧客を成功に導く姿勢が必要です。
顧客は製品を使いたいわけではなく、
あくまで製品を使った成果として、
作業の自動化や効率化という成功が
欲しいはずです。
④「量」が「質」を生む
アインシュタインは248、
ダーウィンは119、フロイトは330の
論文を書いています。
そしてエジソンはの1093の特許を取り、
バッハは1000曲以上も作曲し、
ピカソは2万以上の作品を残しています。
このように、天才たちですら
多くの挑戦と失敗を続け、
その中で傑作を生んできました。
⑤逆説のスタートアップ「試行」
なので、これもまた反直感的ですが、
本当に大きく成功したいのであれば、
本腰を入れてスタートアップを
始めようとせずに、
ますはサイドプロジェクトから
始めてください。それが最良の
スタートアップの始めた方であり、
本当に自分のやりたいことを
見つける手段なのではないでしょうか。
◆最後に/まとめ
最近の良いビジネス書のエッセンスが
読みやすくまとめられており
自身の視点を点検するのに
非常にお得な一冊だと思います^^
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最後までお読みくださり
ありがとうございました (^_^)