お父さんは サイエンスファシリテーター

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妻と子4人の6人家族。目標は、名著『ビジネスマンの父より30通の手紙』のような【書】を子ども達に残すこと!でスタートしたけれど、自分のエゴにおこがましさを感じはじめた今日この頃(笑) 小さな歩みをコツコツ積み重ね、20年後の自分が振り返った時に、幸福感に包まれるブログにしたいです。★★★「大人と子どもと科学をむすび 未来を創る」サイエンスファシリテーター。科学館で宇宙親子イベント主催。「組織の成果と個人の喜びをシナジーし 未来を創る」組織学習パートナー。組織研修ご提案。その正体は、サラリーマン★★★

レビュー『正しい本の読み方』 橋爪大三郎・著 講談社 ←レゾナンスリーディングvol.14

【 読書愛が深まります。】

 

『正しい本の読み方』

 

 著者:橋爪大三郎

 出版社:講談社

 発売日:2017/9/20 

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こんにちは。

レゾナンスファシリテーターの村上英範です。

 

私は読書好きです。

このブログも読書レビューが多く、

毎月1回以上の読書会を主催しています。

 

ジャンルは、ビジネス書やサイエンス本が中心。

読む冊数はひと月に20~30冊にふれています。

(※マンガと雑誌は含んでいません。)

 

読み方の割合は、

15冊ぐらいがレゾナンスリーディング。

(もっと読みたいと思えば、

 レゾった後に通読か部分的に熟読。)

残りの冊数が拾い読み、です。

 

そして、定期的に「読み方」を点検します。

「読む」という行為は手段です。

ですので、スキルとして補正し、

ブラッシュアップすることが望ましいと考えます。

 

方法は主に2つ

・レゾナンスリーティングの講座を再受講する

・「読書」をテーマとした本を読む

 

今回は後者の方法で「読み方」を点検しました。

用いた本はこちらになります。

 

 

『正しい本の読み方』

 著者:橋爪大三郎

 出版社:講談社

 発売日:2017/9/20


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※この本は2回

レゾナンスリーディングしました!

 

 

◆なぜ、「正しい本の読み方」が必要なのか?

 

本書のタイトルからです。

 

なぜ、"正しい本の読み方"が必要なのでしょうか?

 

この問いにフォーカスしたいと考えました。

 

 

著者は社会学者の橋爪大三郎先生です。

 

橋爪先生は「正しい本の読み方」の

回答として、まずその背景にある

インターネットがもたらす悪さを

3つ挙げられています。

 

①中心がない

②データでできている

③現在にしばられている

 

インターネットの発達によって、

情報が万人に平等に与えられる現代。

 

ネットは「情報」です。

しかし、本は「メッセージ」です。

 

著者の紡ぐ「メッセージ」が本なのです。

(本は、ものを考えた昔の人の「死体」

    という表現もありました。笑)

 

情報をスクロールする人が大多数、

メッセージを掴み、

そこから自身の血肉に変えていく人は

少数ではないでしょうか。

 

 

また、本書にはこのようにあります。

"

社会の様々な不都合を医師のように診断し、

処方箋を書く力をつけること。

自分の人生の、誇りある、主人公になることです。

"

これが「本を読む」ことの実益です。

 

情報からはたくさんの不都合の点が

目に入ってくるのではないでしょうか。

 

その点を結びつけるにはどうすればよいか?

 

その不都合を少しでもより良くしていくためには?

 

本のメッセージから鍛錬すれば

不自由な世界においても、

精神的に自由に生きることができます。

 

そこには「正しい型」だと考えられます。

守破離の「守」です。

そして、自分らしさの部分

+αがあってよいものだと考えます。

 

 

◆私が考える「本の読み方」

 

「読み方」として

まず、本に「すなお」に向き合うとです・

多種多様な意見をもつ著者たちを

自身の頭の中に住ませることができます。

 

一方で、そもそも本は

ある時代に、ある背景で、他人が創ったものです。

ですので、

そのまま受け入れてしまうのも危険です。

 

すべてを受け入れてしまうのではなく

批判的に読み解くことも重要です。

「あまのじゃく」な読み方です。

 

すなわち「すなお」と「あまのじゃく」という

相反する姿勢を戦略的な八方美人で

頭の中に同居させるとおもしろいです。

 

そして、時折り働く「感情」をシグナルと捉え

その理由(とくに負の部分)を掘っていくと

思考の幅を押し広げることが可能となります。

 

最後に「得た答え」を自分の行動に適用して

チェックしていけば1サイクルの完成です。

 

このように自分軸を構築し

「人生の教科書」として

ブラッシュアップしていくことが、

矛盾したこのシステムのなかで

自由に生きていくための術となります。

 

 

◆最後に

 

ブログでは私の視点で意見だけをまとめています。

本書はとても素晴らしい人生の教科書とも言えますので

ぜひ、読んでいただきたいです。

 

私が実践するレゾナンスリーディングと

共通する考え方や内容も多くあり

さらに「読書愛」を深めることができました。

 

 

 

◆おまけ◆

本ブログで活用しているレゾナンスリーディングとは??

http://startup-papa.hatenablog.com/entry/2018/01/18/060000

 

お申し込みはこちらです。

https://resonance20180225im.peatix.com/

◆ここまで◆

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました(^_^)