【 読書愛が深まります。】
『正しい本の読み方』
著者:橋爪大三郎
出版社:講談社
発売日:2017/9/20
こんにちは。
レゾナンスファシリテーターの村上英範です。
私は読書好きです。
このブログも読書レビューが多く、
毎月1回以上の読書会を主催しています。
ジャンルは、ビジネス書やサイエンス本が中心。
読む冊数はひと月に20~30冊にふれています。
(※マンガと雑誌は含んでいません。)
読み方の割合は、
15冊ぐらいがレゾナンスリーディング。
(もっと読みたいと思えば、
レゾった後に通読か部分的に熟読。)
残りの冊数が拾い読み、です。
そして、定期的に「読み方」を点検します。
「読む」という行為は手段です。
ですので、スキルとして補正し、
ブラッシュアップすることが望ましいと考えます。
方法は主に2つ
・レゾナンスリーティングの講座を再受講する
・「読書」をテーマとした本を読む
今回は後者の方法で「読み方」を点検しました。
用いた本はこちらになります。
『正しい本の読み方』
著者:橋爪大三郎
出版社:講談社
発売日:2017/9/20
※この本は2回
レゾナンスリーディングしました!
◆なぜ、「正しい本の読み方」が必要なのか?
本書のタイトルからです。
なぜ、"正しい本の読み方"が必要なのでしょうか?
この問いにフォーカスしたいと考えました。
橋爪先生は「正しい本の読み方」の
回答として、まずその背景にある
インターネットがもたらす悪さを
3つ挙げられています。
①中心がない
②データでできている
③現在にしばられている
インターネットの発達によって、
情報が万人に平等に与えられる現代。
ネットは「情報」です。
しかし、本は「メッセージ」です。
著者の紡ぐ「メッセージ」が本なのです。
(本は、ものを考えた昔の人の「死体」
という表現もありました。笑)
情報をスクロールする人が大多数、
メッセージを掴み、
そこから自身の血肉に変えていく人は
少数ではないでしょうか。
また、本書にはこのようにあります。
"
社会の様々な不都合を医師のように診断し、
処方箋を書く力をつけること。
自分の人生の、誇りある、主人公になることです。
"
これが「本を読む」ことの実益です。
情報からはたくさんの不都合の点が
目に入ってくるのではないでしょうか。
その点を結びつけるにはどうすればよいか?
その不都合を少しでもより良くしていくためには?
本のメッセージから鍛錬すれば
不自由な世界においても、
精神的に自由に生きることができます。
そこには「正しい型」だと考えられます。
守破離の「守」です。
そして、自分らしさの部分
+αがあってよいものだと考えます。
◆私が考える「本の読み方」
「読み方」として
まず、本に「すなお」に向き合うとです・
多種多様な意見をもつ著者たちを
自身の頭の中に住ませることができます。
一方で、そもそも本は
ある時代に、ある背景で、他人が創ったものです。
ですので、
そのまま受け入れてしまうのも危険です。
すべてを受け入れてしまうのではなく
批判的に読み解くことも重要です。
「あまのじゃく」な読み方です。
すなわち「すなお」と「あまのじゃく」という
相反する姿勢を戦略的な八方美人で
頭の中に同居させるとおもしろいです。
そして、時折り働く「感情」をシグナルと捉え
その理由(とくに負の部分)を掘っていくと
思考の幅を押し広げることが可能となります。
最後に「得た答え」を自分の行動に適用して
チェックしていけば1サイクルの完成です。
このように自分軸を構築し
「人生の教科書」として
ブラッシュアップしていくことが、
矛盾したこのシステムのなかで
自由に生きていくための術となります。
◆最後に
ブログでは私の視点で意見だけをまとめています。
本書はとても素晴らしい人生の教科書とも言えますので
ぜひ、読んでいただきたいです。
私が実践するレゾナンスリーディングと
共通する考え方や内容も多くあり
さらに「読書愛」を深めることができました。
◆おまけ◆
本ブログで活用しているレゾナンスリーディングとは??
http://startup-papa.hatenablog.com/entry/2018/01/18/060000
お申し込みはこちらです。
https://resonance20180225im.peatix.com/
◆ここまで◆
最後までお読みいただき
ありがとうございました(^_^)